
樹脂などを積み重ねることで立体の構造物を作り出す3Dプリンター。
【映像】3Dプリンターで家を作る様子
コンクリートをプリントすると、奇妙な形の物体が出来上がった。何かの部品のようだが、クレーンを使い、組み合わせるとなんと卵型の小さな家が完成した。
組み立てを開始してから、23時間12分で出来上がった。壁の厚さは30cm以上あり、耐震性も断熱性も非常に高いという。手掛けたスタートアップ企業のセレンディクスCOO・飯田国大さんは次のように話す。
「人間にとって最大の課題は何だろう?と考えたときに、やはり30年も長期にわたる住宅ローンというのが課題だと思っているんですね。これだけデジタルが発達した世の中で解決する手段として、私たちはこの方式を考えています」

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目指すのは住宅の価格革命。グランピングで使うことを想定したこのSphere(スフィア)は広さ10平米で300万円。8月には一般向けにも販売を開始する予定だ。
来年2023年春には49平米で500万円台の一般向け住宅の販売を考えている。最終的には、100平米を300万円で作れる家を実現したいという。
「施工時間を短くすることによって施工コストを下げることができる。施工コストを下げることができれば、実は本当に車を買う値段で住宅を提供するということができるようになってきます」
(『ABEMAヒルズ』より)