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“鶏油”不足で家系ラーメンピンチ 即席めんや冷凍食品など食卓にも影響か

ABEMA TIMES

 濃厚な豚骨醤油スープで人気の家系ラーメンがピンチとなっている。ラーメンに欠かせない鶏油(チーユ)という油が不足し、一部の店が休業する事態になっている。

【映像】鶏をさばくシーン

 鶏油は鶏の脂身を加熱すると出てくる油。 黄金色のきれいな油だが、香が強く、くどくないのが特徴。豚骨の強い味にも負けない鶏の香りで旨味が広がるため、家系ラーメンには欠かせない調味料である。

 しかし、3月ごろから、材料である脂身の仕入れが困難になったという。家系ラーメン界が頭を抱える深刻な鶏油不足――。その原因は、原材料の鶏肉が不足していることによるものではなかった。

 鶏肉専門店の水郷のとりやさんに、鶏肉をさばくところ見せてもらうと、もも肉、胸肉、手羽先など、聞きなれた部位を取り外したあと、鶏ガラから内蔵、レバーや砂肝などを外し、最後に外すのが鶏油の原料となる脂身だった。これだけの手間を掛けても一羽の鶏から採れる脂身はわずかこれだけだという。

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 取り出すのに手間がかかるという脂身――。そこに追い打ちをかけたのが人手不足だった。鶏油などの販売業者は、「鶏肉の製造現場というのは、海外からの技能実習生の方も多く作業されていたんですけれど、コロナの影響で母国に帰られて(日本)国内に入ってこられなくなってしまった」と話す。

 製造現場の多くは、コロナによる人手不足で 食肉として販売される部位の解体で精一杯だという。そのため鶏油の原料となる脂身の解体まで人手が回らず、鶏油が不足している。さらに、鶏油不足で私たちに馴染み深いさまざまな食品にも影響を受ける恐れがあるという。

 例えば、家庭でよく使われる粉末の鶏ガラスープの原材料の欄をみると、鶏油が使われていることがわかる。さらに冷凍食品に書かれている“チキンオイル”や即席めんの“チキン調味料”にも鶏油が使われている。

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