
一緒の家で暮らす犬と猫は、時に種族を越えた信頼関係で結ばれる。母猫にとって子猫は命をかけても守るべき尊い存在だ。
ある程度大きくなるまでは、隠れた場所でひっそりと授乳を行うものだが、心を許せる相手になら、子猫を見せるし、任せることができる。
母猫にとってこのオス犬がその相手なんだ。犬のベッドに自ら子猫を持ち運び、特別にかわいがらせてあげる傍ら、自らは安心して休息をとっているようだ。
子猫を託せるほどの信頼関係を結んだ犬と猫
5匹のかわいらしい子猫を出産したばかりの母猫。出産と子育てにはとても体力がいる。おいしいお乳を出すために、しばしの休憩も必要だ。そこで母猫は、オス犬のトビーにベビーシッターをお願いすることにしたようだ。トビーになら安心して我が子を任せることができると考えたのだ。
1匹ずつ子猫を口にくわえてトビーのいるクッションへと持ち運んでいく。

子猫たちはトビーの体に張り付き、お乳を探したりなんかもするが、トビーも子猫たちを傷つけないようじっとその身を与えている。

母猫は、トビーのおかげでしばしの休息を得ることができたようだ。
母猫が我が子を見せてくれるのは信頼の証と言われているが、トビーの場合更にその上の、「安心して任せられる」という高みに達している。
猫にとってトビーは代理父認定されたようだ。