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GU「1000円台で買えるのに、あまり知られていない傑作アイテム」ベスト3

日刊SPA!

GU「1000円台で買えるのに、あまり知られていない傑作アイテム」ベスト3

―[メンズファッションバイヤーMB]―

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第378回目をよろしくお願いします。

◆GUの「最新マストバイアイテム」ベスト3

 今回はGUマストバイ。新宿のビックロに行ってきてGUを大量に買ってきました!

 その中でもイチオシできるアイテムを今回は3つ紹介します。

◆①マニアをニヤリとさせる技ありTシャツ

・ビッグT(5分袖) CLASSIC FILM(A CLOCKWORK ORANGE) 1NT+E 1690円

 メルカリ市場などで高騰していたヴィンテージTシャツをGUが再現したレプリカ品。現在はレプリカも増えてきていますが、一時モノによっては5万円ほどの値付けもされていた映画関連のヴィンテージTシャツでは価値の高い、スタンリー・キューブリックの奇作『時計じかけのオレンジ』プリント。

 ファッション的にもロゴデザインの評価は高く、シンプルなモノクロベースにオレンジが差し色として機能する名グラフィックです。

◆ヴィンテージの風合いを見事に再現

 GUは最近メルカリなどの古着市場で売れているものに目を光らせ、そこからサンプリングを行ってるきらいがあります。GU名作「シェフパンツ」など古着にソースがあるものが多く、今回もその流れ。

 ヴィンテージの『時計じかけのオレンジ』Tを買おうとするとなかなかのお値段しますが、GUならこの値段で買えちゃう。

 しかも、GUのスゴいところは単にTシャツに映画のグラフィックをプリントしただけでなく、ヴィンテージのレプリカとしてプリントのひび割れや生地のくたびれた風合いなどを丁寧に再現しているところです。

◆トレンドを意識した美しいシルエット

 風合いやプリントの質感含め、正直、本物と見間違うばかりのクオリティ。今回はタグ部分もGUではなく、『時計じかけのオリジナル』タグになっており、気合いの入れ方が伺えます。

 サイズ感も今のトレンドにバッチリ合わせた美しい形になっており、文句なし。こちらアパレルの関係者や古着愛好家、服ヲタクがこぞって買っており、界隈では話題。このアイテムをスルーするのは服好きとしてはモグリでしょう。

 プリントTなんてどれも似たような出来に見えるでしょうが、これ着て街を歩いていたら服好きに「コイツわかってんじゃん」と思われますよ(笑)。

◆②細かいところまで徹底的にこだわったリアルユーズドなTシャツ

・ウォッシュドカットオフビッグT(5分袖)NT+E 1690円

 古着サンプリングに慣れてきたのかヴィンテージの再現が異常に上手になってきたGU。こちらは縫い合わせ部分をカットオフ(切りっぱなし)で表現した製品染めTシャツ。

 服に色がついているものはすべて染めを行なっているわけですが、「染める」と一口に言ってもさまざまな手法があります。糸段階で染める「糸染め」、生地にしてから染める「反染め」、製品としてTシャツの形に縫い合わせてから染める「製品染め」と大きくわけると3種類。こちらのアイテムは製品の状態にしてから染めているものです。

 製品状態で染めると縫い合わせた隙間部分などまでは染まらないので独特の色むら感が出るのが特徴。古着らしい褪せた雰囲気、何度も繰り返した洗濯乾燥によって褪色が進んだ風合いを再現できています。さらにほつれて丸まった袖先なども再現できています。

◆GUの価格設定バグりすぎ?

 しかも、GUはこうした味わい深い古着の質感をただ再現するだけでなく機能性や実用面まで考えてくれています。袖先はカットオフに見えて実は二重構造にしてあります。

 単に切りっぱなしにするとほつれが進みどんどん袖が丸まっていくものですが、こちらは袖が丸まらないようにほつれが進まないようにひと工夫している。こうした細かい配慮はさすが量販店。

 サイズ感はトレンドライクなオーバー気味のもので、風合いの本格感などみてもまるでマ○ジェラ(Memory of…シリーズに酷似しています)などの海外ブランド製品のような出来。

 これだけ細かく作り込んだTシャツが1690円で買えるってGU、大丈夫……?

◆③バッグいらずで、しかも今風にかっこいい!

・ウィンドプルーフマルチポケットリラックスフィットベストGA+E 1990円

 人気がないのかセール価格になっている近年はやりのアウトドアベスト。古着などでもよく見かけるタイプですが、本当に便利です。

 何しろバッグが必要なくなる。収納が異常なほど用意されておりしかも体にフィットしているため、重量が分散されていて重さを感じにくい。手ぶらで歩けるため夏の活動的なシーズンにはもってこいです。

 さらに素材的に水などにも強くどんな天候でも対応できる優れもの。この手のフィッシングベストなどは「釣り人」ぽく見えてしまうのが難点ですが、ちゃんとおしゃれに着るために「浮いて見せない」ためにインナーの色と同化させればOKです。

◆ハイブランドが手がけた高級品のよう

 黒のベストなら黒のTシャツの上に羽織ってあげれば、まるで「そういうデザインの服なのかな?」と思えるくらい一体化して見える。そのため浮いて見えることがなくベストが悪目立ちしません。

 風合いもGUには到底見えないクオリティ。ハイブランドやBEAMSあたりが気合い入れて作った高級品のように感じる優れもの。一発でTシャツの印象を変えてくれる上に、バッグいらずで便利。これが1990円なら文句なしでしょ。

 以上、GUで見つけた夏物マストバイでした! まだ夏物揃えてない方はぜひご参考に!

【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)

―[メンズファッションバイヤーMB]―

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