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脚に障がいを持って生まれたキリンの赤ちゃん、特別な矯正器具の力を借りて群れと一緒に歩けるように

カラパイア


 アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ動物園のサファリパークで生まれたキリンの赤ちゃんは、前脚の関節が逆方向に曲がる障がいを抱えて生まれた。

 このまま成長すると、脚で体を支えられなくなり、生き残れないかもしれない。そこで園のスタッフは義肢装具士とチームを組んで、キリンのための特別な矯正器具を作り上げた。

 献身的なチームの努力の甲斐あって、矯正器具をつけたキリンはリハビリを終えると歩けるようになり、仲間の群れに戻ることができるようになったという。



Baby giraffe back on its feet after getting custom leg braces

前脚に障がいを抱えて生まれたキリンの赤ちゃん

 サンディエゴ動物園で2月1日に生まれたキリンのムシツニは、前脚の関節が逆方向に曲がって生まれた。

 この状態だと、体重を支える関節と骨に余計な圧力がかかり、成長するにつれ体を支え続けられず、生存が難しいと判断された。

 園のスタッフは、ムシツニを救うべく30年のキャリアを持つ義肢装具士のアーラ・ミルザイアンさんの力を借りることに。

 これまで、パラリンピック選手から、脊柱が左右に曲がっている脊柱側弯症(せきちゅうそくわんしょう) の子供まで、様々な義肢や矯正器具を作ってきたミルザイアンさんだったが、子供のキリンが対象になるのは初めてだったという。
私が動物園から連絡を受けた時は、「え?キリンに!?」と正直びっくりしましたが、すぐにキリンの体の構造を研究しました。

 ムシツニの身長はどんどん伸びていくため、早急な措置が必要だと思ったので、最初に動物患者を扱った経験があるという装具学の専門家に相談しました。(ミルザイアンさん)
 その後、園のマット・キニー獣医師とチームを組んで、ムシツニのための専用の矯正器具を作成するプロジェクトに取りかかった。
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特別製の矯正器具でリハビリ

 矯正器具を機能させるには、可能域がありながら耐久性を必要とする。チームは、馬の義肢を製造している会社にも協力を仰ぎ、試行錯誤の末、ムシツニの専用矯正器具を完成させた。

 器具には、体にマッチするようキリンの縞模様もデザイン。子供たちの矯正器具を作成する際には、好きなスーパーヒーローなどのキャラクターを刻印しているというミルザイアンさんのムシツニへの配慮が示されたのだ。  39日の病院生活で器具をつけてリハビリを行ったムシツニは、自力で立ち上がって歩けるようになった。

 スタッフは、ムシツニをゆっくりと園の他のキリンたちと接触させ、母親や仲間の群れの中で暮らしていくことができるようサポートした。

リハビリ成功!器具を取り外して仲間と一緒に走り回れるように

 4月5日にサファリパークに戻ったムシツニは、現在は器具を外して仲間のキリンと同じように走ることができるようにまでなっているそうだ。  残念ながら、ムシツニの母親は決して我が子を受け入れようとはしなかった。しかし、群れの別のメスのキリンに受け入れられたムシツニは、順調に成長を続けているという。

 ミルザイアンさんは、「仲間と一緒にムシツニが器具をつけて歩くのを見るのは、最高にクールなことでした。ムシツニの命を救うことができたと知って嬉しい」と喜びを口にしている。

References:Giraffe calf walks tall after getting leg brace | CBC News/ written by Scarlet / edited by / parumo

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