top_line

【 最新ニュースをアプリでサクサク読むなら! 】

日本ハム・杉谷拳士が無安打で異例のお立ち台 「チームに絶対に必要な存在」の指摘が

週刊ベースボールONLINE

「みなさん帰ってきましたぁ!」



5月15日のソフトバンク戦でヒーローインタビューに登場した杉谷

 異例の光景に、札幌ドームに詰めかけたファンは大喜びだった。日本ハムが5月15日のソフトバンク戦で12安打10得点と打線が爆発し、今季初の4連勝をマーク。試合後のヒーローインタビューでは、3回に勝ち越し打を放った淺間大基、猛打賞の活躍を見せた万波中正、松本剛が順番に登場する中、最後にサプライズで呼ばれたのが杉谷拳士だった。この試合で6回に代打で出場したが一ゴロに倒れて活躍したわけではない。新応援グッズのサケのぬいぐるみ「しゃけまる」を頭からかぶって登場すると、大きな拍手と笑い声が注がれた。

 杉谷は「みなさん帰ってきましたぁ!」と絶叫。「今日はヒーローということを先ほどベンチで聞いて。全国の野球ファンの皆さま、北海道の野球ファンの皆さま、全員が『なんであいつだ?』と思っていると思いますが、これから頑張りますのでよろしくお願いします」、「ハッスルプレーもそうなんですけど、30も超えて結果を出さなければいけない、そういう思いでやっています。これから結果を出しますので熱い声援お願いします」と呼びかけた。そして、「若いチームに変わってきています。ただね、まだまだ僕はやれるんだぞという思いでハッスルしていきたいと思います。1年間戦力として見てもらえるように、熱い気持ちで戦っていきます」と誓い、「みなさん、ヒーローインタビューは前祝いということで!」と締めくくった。

チームに欠かせないバイプレーヤー


 中島卓也と並んで生え抜き野手で最年長の31歳。内外野どこでも守れるスイッチヒッターで、守備固め、代走などさまざまな起用法ができるため、バイプレーヤーとして栗山英樹前監督に重宝されてきた。個性あふれるキャラクターでお笑い芸人顔負けのユーモア、パフォーマンスが人気を呼び、毎年オフにバラエティー番組に出演。正月恒例のテレビ朝日系スポーツバラエティ―番組『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』のリアル野球BANのレギュラーだった。

 だが、昨オフは新庄剛志監督ことBIGBOSSが「彼には期待しているから」とバラエティー番組出演にNGを出した。理由は昨年の成績が起因していると見られる。54試合に出場し、77打数9安打、打率.117、2本塁打。打撃不振から抜け出せず、一軍に定着できなかった。

チームで最高の盛り上げ役


 BIGBOSSの「愛のムチ」を杉谷も理解している。今年は国内の離島で松本剛、郡拓也、野村佑希、細川凌平と合同自主トレに打ち込んで約4キロ増量。チームが若返りを図る中、開幕を二軍で迎えたが、5月13日に今季初めて一軍登録された。3試合出場で4打数無安打と結果は出ていないが、杉谷が一軍にいるだけでベンチは活気が違う。

「今の日本ハムは元気な若手が多いですが、ムードメーカーと呼べる存在はなかなかいない。当然ですが自分が結果を出すことで必死なので。ああやってヒーローインタビューで盛り上げることはなかなかできないですよ。中島卓也もそうですが、彼らの経験は今後のペナントレースで絶対に必要になってくる。杉谷が活躍すればチームが盛り上がる。有言実行で、今度は試合で活躍してヒーローインタビューに立ってほしいですね」(スポーツ紙記者)

 日本ハム一筋14年目。杉谷の逆襲は始まったばかりだ。

写真=BBM

TOPICS

ランキング(スポーツ)

ジャンル