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【川崎】鬼木達監督に訊いたACL敗退後のリーグ戦2連勝の意味。“伸びるタイミング”と語った真意とは

SOCCER DIGEST Web

【川崎】鬼木達監督に訊いたACL敗退後のリーグ戦2連勝の意味。“伸びるタイミング”と語った真意とは

[J1第13節]川崎2-0福岡/5月14日/等々力陸上競技場 

 リーグ、ルヴァンカップ、天皇杯と、ここ数年で多くのタイトルを手にしてきた川崎にとってACL制覇は悲願だ。その想いは今季も変わらずにJリーグ王者として大会に臨んだが、マレーシアで開催されたグルーステージでまさかの敗退。公平とは言えないレギュレーションなど納得しづらい背景もあったが、参加した日本勢4チームのうち唯一、決勝トーナメントに進むことができず、失意のまま帰国した。

 そして迎えた5月7日の“リーグ再開初戦”、アウェーの清水戦では、気持ちのこもった戦いを見せて2-0で勝利。5月14日には13節として約1か月ぶりのホーム・等々力で福岡と対戦し、前半こそボールを保持しながらなかなか決定機を作れなかったが、後半立ち上がりの遠野大弥、車屋紳太郎の連続ゴールで2連勝を飾ってみせた。

 前述したようにACLに懸ける想いが強かった分、ショックは大きかったに違いなく、早期敗退という結果に周囲からは厳しい声も寄せられた。それでも自分たちで気持ちを立て直し、改めてリーグ3連覇を含めた国内でのタイトル獲得を目指して力強く立ち上がった姿は評価されて然るべきだろう。

 今後も“アジアで勝てない”と揶揄されることもあるかもしれない。それでも立ち止まることなく、勝たなくてはいけない2戦にしっかり勝利したのだ。現実に抗うかのように必死に戦う姿を示したと言えるだろう。
 
 その点で福岡戦の試合後、鬼木達監督に、この2連勝の意味と選手たちのリバウンドメンタリティをどう感じているか、訊いてみた。指揮官は確かな口調でこう答えてくれた。

「ACLの敗退後がすごく重要だと思っていました。本来であれば、ACLも勝ち進みながら前進したかったですが、敗退してしまった。ただ、ACLから学んだことはすごく大きかったです。

 そういう意味で、それを清水戦で出せたことは大きかったですし、今が一番、このチームが伸びるタイミングだと思っています。選手も徐々にタフさ、自信が備わりつつある段階だと感じており、そこで勝つことが自信につながっていくはずです。今はその段階だと自分は思っています。

 今日(福岡戦)の戦いも怖がらずに積極的に、チャレンジしてくれたことがすべてかなと思っています。ここからのゲームも全部そういう形でチャレンジしていけば、このチームは伸びていくと思いますし、そこで怖がってしまったら、また止まってしまうはずなので、自分がどれだけ促していけるか、そこも大事にしていきたいです」

 2021年は年明けに守田英正、夏に三笘薫、田中碧、年末に旗手怜央が海を渡り、2020年限りで大黒柱の中村憲剛も引退している。それだけに鬼木監督は以前に今季に向けてはこうも語っていた。

「昨年のオリンピック後に(三笘)薫、(田中)碧、そして(旗手)怜央がシーズンの終わりに海外移籍しました。代表クラスの3人がいなくなったわけですから、力をどうやって高めていくか。すべての力をすぐにつけるのは難しいはずですし、そこはトレーニングをしていくしかありません」

 ACLの敗退を受け、再スタートを切った川崎。ここからは連戦が続き、直近では18日の神戸戦、21日の鳥栖戦とアウェーでのふたつのゲームが控えるなど苦戦は免れないだろう。それでもチームがどう進化していくのか、その逞しき成長を今は楽しみにしたい。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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