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「妻を抱くのが苦痛…」妊活のプレッシャーに押し潰された夫が出した結論は…

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「妻を抱くのが苦痛…」妊活のプレッシャーに押し潰された夫が出した結論は…

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?

できなかった答えあわせを、今ここで。

今週のテーマは「レスだけど子どもが欲しい、夫婦の選択は?」という質問。さて、その答えとは?

▶【Q】はこちら:夫が抱いてくれなくなって、早2年…。「レスだけど、子どもが欲しい」妻の苦痛と葛藤



「離婚、するしかないのかな…」

樹里の言葉に、僕は何も言えずに黙りこくる。

結婚して早4年。同棲した2年も含めると、6年ものあいだ一緒にいることになる。樹里と僕は、夫婦としては最高の相性だったと思う。

一緒にいると楽しいし、同じことで笑い合える。喧嘩もほぼせず、温かい家庭を築けていた。

ただ僕たちの間には、大きな問題があった。

僕が、樹里のことを抱けなくなってしまったことだ。

しかもただのレス問題だけではない。僕たち夫婦は、子どもが欲しいと思っていた。

でもいくら頑張っても子どもはできず、心だけすり減っていく日々…。

「離婚はしたくない。でもこのままだと、お互いがダメになるんじゃないかな。だから樹里が離婚を望むなら仕方ないよね…」

人としては、樹里のことが大好きだ。でも子どもができない僕たちにとって、この答えでよかったのだろうか…。


子どもは欲しいけど、妻を抱くのが苦痛…。レスに陥った夫婦の辛さ

A1:最初は、本当に些細なコトだった。


樹里とは、元々同じ会社の同期だった。内定者説明会のときに席が隣になり、気が合った僕らはすぐに付き合い始め、結婚まで至った。

結婚してから樹里が転職したので今は違う会社だけれども、転職先も同じ業種だったため、戦友のような関係でもある。

仕事への理解もあり、お互いの生活の感覚もわかっている。家事も双方が負担をしていたし、非常にバランスが取れている夫婦だったと思う。

「透、ごめん!今週は遅いから、ご飯作れないかも」
「樹里、謝るのは違うでしょ。忙しいのはお互い様なんだから。家事はできるほうがすればいいし、謝るのはナシだよ」

週末は2人で近くの公園へ出かけたり、一緒に料理をしながら夕方から晩酌をしたり。平和で、楽しい結婚生活だった。

「樹里以外の人との結婚生活とか、考えられないな」
「私もだよ。本当に、透と結婚できて良かった。毎日楽しいし、幸せだな」

ただ、そんな平和な時間に慣れ過ぎたのだろうか。気がついた時には、数ヶ月くらい、夜の生活が”ご無沙汰”になっていた。



キッカケは、本当になんでもないことだったのかもしれない。お互い忙しい時期が重なり、疲れていた。本当にそれだけのこと。

でも当たり前な存在になり過ぎて…いや、近い存在になり過ぎて、以前のような高揚感が一切なくなっていたことは事実だ。

そして安心感が生まれると同時に、体の関係がない今の状態のほうが、楽でもあった。

「透、今夜は…」
「ごめん。ちょっと今日疲れていて。また今度でいい?」

何度か樹里のほうから誘ってきてくれたものの、気分が乗らない。そして最悪なことに間が空けば空くほど、段々と樹里との行為が億劫になっていく。

― これがレスってやつかな。

冷静に、そう捉えていた自分がいる。

そして僕の気持ちをさらに萎えさせたのが、樹里からのプレッシャーだった。

「透は、私としたくないの?」
「したくない訳じゃないよ。ただ本当に、疲れていて…」
「じゃあいつならいいの?」
「そんな決めてすることでもなくない?雰囲気とか、タイミングとかもあるじゃん」
「透のタイミングは、いつ来るの?週末?年末?」

結婚した以上、夜の営みはしないといけないものなのかもしれない。

でも僕は、“妻を抱かなければならないプレッシャー”が窮屈で、それを感じるほど、そういう行為が余計に嫌になっていく。

しかしそんな悠長なことを言ってられない事態が迫ってきた。

お互いが34歳になる年。そろそろ、子どものことを考えなくてはならない年になっていたのだ。


そして出てきた子ども問題…レスの夫婦が選ぶ道は?

A2:抱くことへのプレッシャーに耐えられなくなった。


レスになって、早2年。他に好きな人ができたわけではないけれど、この先どうすればいいのか悩んでいた時、樹里から子どもの話が出てきた。

「透、子どもはどうするの?」

元々、僕たちは子どもが欲しいと思って結婚した。最初のうちは夫婦の時間を楽しみたかったので、「2年後くらいに」と話していたのだが、いつの間にかそんなにも時間が経っていたらしい。

僕も樹里も子どもが欲しかったし、僕たちのレスを解消する、いい機会にもなるかなと思った。

「欲しいと思っているよ。そろそろ真剣に考えないとね」
「じゃあ、ちゃんと作ろう」

こうして、毎月一度、決められた日に体を重ねるようになった僕たち。しかし残念ながら、なかなか子どもはできなかった。

そして妊活の時期が長くなるにつれて、徐々に僕たちの関係性もギスギスし始めた。



誰のせいでもないし、こればかりは仕方のないこと。

頭ではそう思っていても、毎月決められた日に追い込まれるプレッシャーは、想像以上のものだった。

何より生理が来るたびに落ち込んでいる樹里を見るのも、相当辛かった。

― 僕が悪いのかな…。

そう不安になり、検査もした。しかしお互い何の異常も見つからず、ただ相性が悪いだけ。どうしようもなかった。

そして1年が過ぎた頃から、僕は樹里との行為を避けるようになっていく。

子どもを作るためには必要なことだけれど、義務になると、ただしんどくなる。

「私たち、相性が悪いのかな…」
「そうじゃないと思うよ。きっと、タイミングじゃないってことだよ」

子どもが欲しい気持ちは理解できるし、できる限りのことはしたい。でも状況が追い込まれれば追い込まれるほど、ますます樹里を抱けなくなっていく。

「透、もう少し協力してほしい。月に一度とかじゃなくて、もしかしたら他のタイミングでもできることもあるかもしれないし」
「そうだね。でも…一度、妊活は休憩しない?お互い、もっとリラックスした状態で、一旦そこから離れてみたほうがいいと思うんだ」

結局、どんなに頑張っても子どもはできなかった。

そしてその結果、さらにレスになってしまった僕たち。

子どもが欲しい樹里と、疲れてしまった僕。

もし本当に彼女が子どもを望むなら、離婚してあげるのがも彼女にとって幸せなのかもしれない。

でも僕は1人の人間として、樹里のことを愛している。

子どもとレスの間で揺れ動く僕たち夫婦は、答えが出せずにいる。


▶【Q】はこちら:夫が抱いてくれなくなって、早2年…。「レスだけど、子どもが欲しい」妻の苦痛と葛藤

▶1話目はこちら:「この男、セコすぎ…!」デートの最後に男が破ってしまった、禁断の掟

▶NEXT:5月21日 土曜更新予定
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