
日本でもたびたび報じられるいじめの話題。「ちょっとふざけただけ」と言う加害者もいるが、被害者はいじめを苦に自殺してしまったり、脱毛を経験したりすることがある。
わずか7歳にして髪を失ってしまったというイギリスの少女の悲劇を、『Metro』や『Mirror』が報じた。
■泣きながら学校から帰宅
脱毛症を患っているのは、イギリスのウエスト・ヨークシャー州に住むボニー・プルマンちゃん(10)。3年前、7歳だったときに学校の同級生からいじめを受けた。
毎日泣きながら学校から帰ってくるボニーちゃんに、母親のウェンディーさん(34)はとても心を痛めていたが、同時に娘の頭皮から大量の髪の毛が抜け始めたことに気が付いたという。
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■ストレスによる脱毛症と診断広告の後にも続きます
ウェンディーさんは学校に相談し、事態の改善を求め、学校側も早急に対処した。するとボニーちゃんへのいじめはなくなったが、「再び始まるのでは」といった不安から、抜け毛が止まることはなかった。
次第に薄くなっていく頭髪を心配し、ウェンディーさんはボニーちゃんを連れて病院へ。医師からは「強いストレスからくる脱毛症」と診断されたという。
■休校中は髪の毛が復活するも…ボニーちゃんは、抜け毛だけでなく食欲不振という問題も抱えていた。いじめは予想以上に大きな健康被害をもたらしていたのだ。
そんなある日、学校は新型コロナウイルスの影響で6ヶ月間の休校を決定。いじめから解放されたボニーちゃんの髪の毛はみるみる復活していったという。
しかし、学校が再開すると2週間もなく再び抜け毛が始まり、それ以来ボニーちゃんの頭は完全に髪の毛がない状態が続いている。
■最新治療に期待