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相次ぐ新興財閥「オリガルヒ」の“不審死”に見え隠れするプーチンの断末魔

アサ芸Biz

 ウクライナ国境に接するロシア西部ベルゴロド州の村で11日、ウクライナ側からの砲撃により、ロシアの民間人が1人死亡、6人が負傷したと複数のロシアメディアが報道。これが事実なら、侵略後、ロシア領内でウクライナの砲撃による死者が出たのは初めてとなり、現地周辺では戦闘激化の懸念から、さらなる緊張が高まっているという。

 そんな中、ロシア国内でも、プーチン大統領の周辺で異変が起きている。それが政権を支える新興財閥「オリガルヒ」に相次ぐ謎の死だ。

「4月18日には、ロシア有数の銀行・ガスプロムバンクの元副社長、ウラジスラフ・アバエフ氏が、モスクワ市内の自宅で妻と娘とともに死亡。ロシアメディアによると、一家と連絡が取れないことを心配した親族が訪ねたところ、鍵がかけられた密室でアバエフ氏が手に拳銃を握った状態で発見され、その傍らに母子の姿があったことから、モスクワ市の捜査当局は一家心中の可能性があると発表しています。さらに翌19日には、天然ガス大手のノバテク社の元副会長、セルゲイ・プロトセーニャ氏が、スペインのリゾート地で妻と娘とともに遺体で発見。スペインの地元警察は、プロトセーニャ氏が家族を殺害した後、自害した可能性があるとしています。とはいえ、24時間以内にロシアの大富豪とその家族が相次いで死亡するなど不自然極まりない。しかも、他の死者を含めると合計7人のオリガルヒが不審な死を遂げていることから、欧米メディアの間では“粛清された”等々、さまざまな憶測が飛び交っています」(ロシア問題に詳しいジャーナリスト)

 というのも死亡が確認された人々は、その多くが金融やエネルギー関連企業でカネの動きを把握していた幹部で、プーチン氏の秘密を知りうる立場だったからだ。

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「当然、プーチン氏の汚職の実態を知っていた可能性は大きい。彼らの多くは90年代初頭のソ連崩壊後、国有資産の民営化を通じて巨万の富を築いてきたのですが、ウクライナ侵攻によりプーチン非難が起こり、その影響で欧米諸国から銀行口座や高級不動産などの凍結や差し押さえを受け、ニッチもサッチもいかなくなってしまった。結果、そういった財閥がプーチン批判の声を上げはじめ、なかには横領できる分の金を持って国外に脱出する事態も発生。そして彼らが逃亡先の西側諸国にプーチン政権内の情報を提供したことで、内部情報がダダ洩れになってしまった。今、イギリスメディアが信憑性の高い情報を次々と報道する背景には、そんな理由があるとされています」(同)

 となれば、プーチン氏としても気が気ではないはず。そのため、オリガルヒらを「見せしめ」にしている、との見解を示す西側メディアも少なくない。しかし本来、情報統制が敷かれているロシアでは、政権にとって不都合な情報はメディアでも報じられない。にもかかわらず、オリガルヒの不審死が自国でも報道されているのはなぜなのか。

オリガルヒに対する『裏切るな』という警告とも考えられますが、逆に言えばすでに歯止めがからないほど多くの要人たちが国外脱出しているということ。今後、同様の事態が起こるのかは分かりませんが、プーチン氏自身、追い詰められていることだけは間違いないでしょう」(同)

 プーチン氏の断末魔の声が聞こえる。

(灯倫太郎)

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