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【童話】妖精リルルは、人間の男の子に恋をしてしまいました。

幻冬舎ゴールドライフオンライン

※本記事は、戸加里葉奈子氏の書籍『妖精リルル』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。

【前回の記事を読む】【童話】掟を破り人間の世界へ!妖精リルルが向かった先は…

童話 妖精リルルと芳芽の出会い

リルルは途端に、顔が真っ赤になって、大きな芝生の上に倒れてしまいました。それっきり、気を失ってしまいました。

目を覚ました時、学校の時計の針が五時五十分を指していました。門限は確か六時だったので、大急ぎでぎりぎり間に合うように!!と祈りながら、リルルはさっと飛び立ちました。

ブーン。ブーブブブーン。

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「はあ、どうにか門限には間に合ったわね。あ~あ、疲れた。」

なぜか胸をドキドキさせながら、リルルはこっそりと足ばやに自分の穴へ入って、すばやくベッドにもぐりこみました。でも、今日見たあの茶髪の男の子の顔は忘れようと思っても忘れられませんでした。つまり、リルルはあの人間の男の子に恋しちゃったんです。

それからというもの、リルルはまるで人が変わったみたいに誰も寄せつけなくなりました。ローズ、ブラウンにフランネルもです。リルルはすっかり昨日の男の子に夢中になっちゃったようです。

 

それから数日後、リルルはサリエルに呼び出されました。

「まあ、リルル。一体、どうしたというんですか。この頃、あんた変ですよ。食事もあまり食べないし、いつもの元気なおてんばさんには見えないし、前の若々しいリルルはどこへ行ってしまったの?」

「はあ、すみません。この頃、寝不足なもので、食欲が無いんです。」

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