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豊岡vs都留

高校野球ドットコム

豊岡と都留、タイブレークも試みながら、夏へ向けての大事な準備期間の試合

センスがよく、北監督の期待も高い豊岡・大坂君

<交流試合:豊岡9-4都留、都留8-7豊岡>◇7日

 新型コロナの感染が、こんな形で高校野球部にも影響を及ぼしていたのかということを改めて知らされた。

 この日、埼玉県入間市にある豊岡に遠征してきた、山梨県大月市にある都留は2年生14人、1年生10人という総勢24人で3年生はいなかった。というのも、新型コロナの感染に見舞われた年に入学してきた生徒たちは、入学したもののそのまま休校で、まともに授業が開始されたのが5月末~6月くらいだったという。それが、今年の3年生になった生徒たち世代である。まして、部活動が可能になったのは6月半ばになってからというところも少なくなった。そんな影響を都留はまともに受けたという。

 入学式もできないまま、学校が始まって、当然、部活動もできなかったので、希望者は何人かはいたようだが、6月中頃になって活動を再開してみたら、当初入部希望していた生徒たちも顔を出すこともなく、あるいは2、3日だけ来て見学はしたものの入部しないまま7月になってしまい、代替大会が終わった時は、新入部員0のまま、今年卒業した選手たち11人のみで秋季大会を戦ったという。そして、昨年になって、今の2年生たちが入部してきて何とかチームとしての形を維持することができたという。この現象に関して、自身も都留のOBでもある小高和哉監督は、「何人かは、見学に来たり、練習参加みたいな形もしてくれたんですが、結局入学してすぐ休校が続いていたこともあって、学校へ行って部活動をするというモチベーションを作り切れなかったんじゃないでしょうか。何人かには、何度も話をして説得しようとしたんですけれども、結局、気持ちを上げきれなかったんでしょうね。実は、私もその代の学年主任でもあるんですけれども、残念でした」と、部活動の存続の危機さえあったことを明かした。

 それだけに、今の選手たちには、こうして何とか活動ができている喜びや大切さも伝えていきたいという。ただ、一方で昨年夏の1年生からベンチに入っていた選手も多く、今年もさることながら、秋からの新チームとしての経験値は多くなっていくというメリットもあるだろう。

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 そんな話を聞いて、改めて高校野球というのは、各校で、さまざまな事情を抱えながら取り組んでいるんだなということも思わされた。

 また、この日は東京都の都立高島も加わっての変則ダブルという予定だったが、都立高島にコロナの影響があったということでキャンセルになったという。こうして、まだまだコロナの影響はいろんな形で出てはいる。それでも、高校野球は決してコロナなんかには負けない。夏へ向けて、各校が可能な限り、一生懸命に取り組んでいっている。そんな姿が、今の時期だからこそ、余計に尊く感じられてしまうのだ。

 試合は2試合とも、終盤まで、追いつ追われつという展開で、取ったら取り返すという形だった。

 1試合目は、豊岡の北能徳監督は、「この試合は民谷が完投という前提」ということで、送り出した。そして、左腕民谷颯太投手(3年)もその起用に応えて粘り強く投げて、6回には2対1と1点リードしていた状況だったが、相手の1番からの打順に対して、なかなかアウトを取ることができなくなってしまった。四球を挟んで4安打で2点を返されて逆転されて、なおも1死満塁となったところで押し出しで2点差を許してしまった。


都留・滝口凌央君

 もっとも、乱れたのはその回だけで、投げ切った試合でトータル13三振を奪っていた。高めを見せ球にしていくような直球とチェンジアップが有効で、右打者がなかなかタイミングを合わせきれないでいた。しかし、左打者は、前のポイントで合わせて、都留の西堂、宮下侑樹の1、2番や4番加藤がしっかり捉えていて、それが6回に集中した。北監督は、乱れ出したら、なかなか修正が効かないところを課題の一つとしていた。

 それでも、試合としては、豊岡は7回に相手の2つの失策もあって同点に追いつき、8回にも5番大庭翔太の二塁打から始まった攻撃は、野選や四球、相手失策も重なるなどして打者10人で5点を奪うビッグイニングとして突き放して勝ちを呼び込んだ。

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