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「ウクライナ情勢を読む」丸善丸の内本店のフェアがヒットするわけ

ホンシェルジュ

本屋さんに立ち寄ると、目当ての本を見る前に開催中のフェアをついチェックしたくなりますよね。そんな書店オリジナルのフェアを紹介する「書店のフェアに会いに行こう」。連載2回目は、「〈ウクライナ情勢〉を読む」をテーマに約300冊もの書籍を集約した丸善丸の内本店を紹介します。

知りたい、がここにある。「〈ウクライナ情勢〉を読む」フェアをご紹介

お客様の反響から生まれた「〈ウクライナ情勢〉を読む」フェア

 

このフェアが生まれたきっかけは2月下旬頃、ある書籍に需要が殺到したこと。元駐ウクライナ大使の黒川祐次による歴史書『物語ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国』(中公新書)や、コメンテーターとしても活躍する小泉悠の『現代ロシアの軍事戦略』(ちくま新書)といった書籍です。ロシア軍によるウクライナ侵攻の影響を受け、大きな注目を集めました。

 

丸善丸の内本店で売り場を管理する副店長の友田健吾さんは、「ネットやテレビよりも正確な情報をお客様が求めていると感じた」と言います。

ウクライナ関連のコーナーは、ほかの書店でも展開しているでしょう。しかし顧客層のコアをビジネスパーソンが占めるこの書店でコーナーを設けることに、「あらためて意義があるのでは」と考えました。

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そこで急遽、ウクライナやロシアに関連する書籍を集約してフェアを開設。3月中旬からミニコーナーを設置したのち、3月末からは「〈ウクライナ情勢〉を読む」と題して3階ミュージアムゾーンにて展開しています。

と言ってもまだ新刊はほとんどありません。政治に関してはここ5年から10年を振り返って解説するような著作を中心に取り揃えました。また今までカテゴリー分けのキーワードに存在していなかった「プーチン大統領」という名詞。需要を見込み、出版社に問い合わせるなどして関連書籍を集めました。

 

お客様の関心は、侵略の背景といった政治分野にとどまりません。ウクライナのガイドブック、言語や食文化についての書籍も大きな反響をいただいたそうです。

「ウクライナ」という国名はなんとなく知っていても、詳しくは知らないという方も多かったのでしょう。「そもそもウクライナとはどのような国なのか」を知ることができる、歴史や民俗文化に関する書籍もこのフェアの1つの軸となっています。

2022年4月現在、おおよそ300タイトルもの関連書籍が一角に陳列されています。東欧各国の歴史、文化……とキーワードに沿ってカテゴリー分けがなされているので、自分の関心に合わせて選ぶことができるでしょう。

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