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豊橋西vs成章

高校野球ドットコム

夏へ向けて、東三河の公立校がガチンコ対決、豊橋西と成章は1勝1敗

3イニング投げて1安打と好投した、豊橋西・鈴田君

<交流試合:成章7-1豊橋西、豊橋西5-0成章>◇4日◇豊橋西高校グラウンド

 この春季大会、学校としても初めて東三河1次予選リーグを1位通過し2次決勝トーナメントへ進み、県大会出場を果たした豊橋西。前任校の豊橋工科では21世紀枠でセンバツ出場に導いた林泰盛監督が赴任して4年目。チームとしても、着実に力をつけていると言っていいであろう。

 伝統校の成章は、東三河地区は決勝トーナメントで準優勝して、県大会に進出したが、県大会では愛知産大三河に思わぬ大敗を喫してしまい、再スタートというところである。いずれにしても、東三河の注目校同士の練習試合である。当初の予定では豊橋西は静岡県の遠江総合を迎えての試合、成章は恒例の関東遠征で都立府中工、慶應義塾との試合を予定していた。しかし、コロナ対策などの諸事情で結局遠征は中止で、比較的近場同士の対戦ということに変更になってしまった。

 お互い手の内は知っているし、選手に関しても「どの選手が、どんなことができるのか」ということも、ある程度はわかっているという関係でもある。そうした中で対戦していくことで、得られるものもあるということであろうか。

 現状では、ほぼ公式戦並みのベストメンバーで戦った1試合目。豊橋西は夏目冴亮投手(3年)、成章はこの春から内野手から本格的に投手となった三原啓暉投手(3年)。打者の手元で微妙に動いいて行くという投球が効果的で、東三河の地区予選では好投をして、河合邦宗監督も「夏へ向けては、チームとしては投手は三原を中心として作っていく方針にした」という意識になっている。それだけに、三原としても、登板を任された試合の一つひとつでは、しっかりと結果を出していきたいところだ。それが、この日の試合でもしっかり発揮できた。

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 試合の展望としては、豊橋西の夏目と、成章・三原の投げ合いになっていくかなと予想していたが、豊橋西の林泰盛監督は、「今年は、チームとしても初めてこの時期で公式戦を多く経験していますから、いくらか疲れてきてしまって、このところちょっと精彩がないんですよ」と言っていたが、その言葉通りか、成章の方がいい形で、初回は6番山舗晏大捕手(3年)の適時打で先制。3回にも、中前打で出た伊奈稜介(2年)を3番山本 憲信内野手(3年)が左中間二塁打でかえして主導権を握る。山本は、5回にも2死から安打で出た伊奈を右越え三塁打でかえした。

 こうして得点を重ねていった成章は、6回にも7番砂田幸希毅の右中間二塁打や、一番センスのいい好打者白井 寛人外野手(3年)の左前打などで3点を追加。

 豊橋西は7回に無死満塁として、併殺の間に1点を返すにとどまった。


2試合目では投手としても2イニング投げた成章・山本君

 豊橋西の林監督は、「この春初めて県大会に進出することができましたけれども…。本当に、愛知県で上位に残っていこうとするのであれば、成章クラスの相手に勝てないとあり得ないと思っています。そういう意味でも、この試合はガチで勝ちに言ったんですけれどもね」と残念がった。

 一方、成章の河合監督は、「いい形で機能しました。2番で二塁手として使った選手(河合総志)が、初回ヒットで出て、牽制球の時にケガしてしまい、その代役で出た選手(伊奈)も、初めて二塁を守ったけれどよくやってくれたというところもありました。そんなところも含めて、ウチにとってはいい試合でした」と、成果を感じていた。

 しかし、グラウンド整備をしてすぐに、時間制限で行った2試合目(8回打ち切り)では、豊橋西は本来4番一塁の星川倫輝内野手(3年)が先発し、神田拓哉投手(3年)、鈴田椋平投手(3年)と繋いで8回を完封した。ことに、鈴田は、スラリとした長身だったが、角度のある直球も良くて3人で完封した。また、初回と7回に適時打した伊藤 楓内野手(3年)は、遊撃手としての守備も、難球を巧みにさばくなど光るものを見せていた。

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