
この記事では、ライターが読みながら思わず鳥肌が立ってしまった「十億のアレ。」の名言をエピソードとともに語りつくします。
漫画「十億のアレ。」が王道少年漫画好きにおすすめのワケ【概要とあらすじ】
「十億のアレ。」というなんだか気になるタイトル。しかし、近寄りがたいほどの気高い顔立ちの美女が描かれたキービジュアル。電子コミック版の表紙の髪を結い上げた姿から、「時代モノはちょっと……」と敬遠するなかれ!
むしろ「普段王道少年漫画しか読まない」なんていう方にもおすすめしたい漫画が「十億のアレ。」(正式タイトルは『十億のアレ。~吉原いちの花魁~』)です。
本作の魅力はなんといっても主人公・アザミの「圧倒的・女主人公感」!
この主人公が「少年漫画か?」と思うほど潔く、強くなっていく物語なのです。
舞台となるのは、現代に遊郭である吉原を復活させた大人の遊戯場である「現吉原」。何も知らずに放り込まれてしまった19歳の少女は、10億円という破格の金額で落札されます。
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その逆らえない運命に反発し、時にめちゃくちゃな言動を取って周囲を困惑させることも……。しかし、そんな環境からのし上がっていく彼女の不屈の精神にとんでもなく胸を打たれる作品です。
1話公開時から漫画好きたちを震撼させていましたが、2021年には「みんなが選ぶ‼電子コミック大賞」を受賞。その勢いは衰えず、巻が進むごとにどんどん面白くなっています!特に主人公の恋愛感情がどうなっていくのか……ますます目が離せない展開を見せている、イチオシの作品です。
著者宇月 あい 出版日
それではここから、「十億のアレ。」の名言を紹介していきます。遊郭ならではの用語も説明していきますのでご安心ください。
「十億のアレ。」名言①:ここは地獄じゃなくなるぜ(1巻 第3夜)

養子として大切に育てられ、そうとは知らずに吉原に売りに出されたアザミ。実は最初から吉原に売るつもりで育てられたのではないかということに気がつき、ショックを受けてしまいます。
2022年5月3日