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クールな銭ゲバ弁護士を熱演 「元彼の遺言状」で見えた綾瀬はるかの“ブランド力”

オトナンサー

 その要因として、同作が魅力的なストーリーであることはもちろん、「綾瀬はるか主演ブランド」の力も発揮されていると言えるでしょう。近年の主演ドラマにおいても高い水準を保っているのです。

・「奥様は、取り扱い注意」(日本テレビ系)最高視聴率14.5%
・「義母と娘のブルース」(TBS系)最高視聴率19.2%
・「天国と地獄~サイコな2人~」(同)最高視聴率20.1%

「奥様は、取り扱い注意」では、特殊工作員(スパイ)だった過去を持つ伊佐山菜美(いさやま・なみ)を、「義母と娘のブルース」では、感情を表に出さない元・キャリアウーマンの宮本亜希子(みやもと・あきこ)を、「天国と地獄」では、殺人の容疑がかけられた男と中身が入れ替わってしまう刑事・望月彩子(もちづき・あやこ)を演じています。

 それぞれに共通するのは、普段の様子と大きなギャップを感じる綾瀬さんの演技力と言えるでしょう。

 2019年の第70回「NHK紅白歌合戦」で見られた、彼女の司会が記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。“ゆるふわ”といった言葉が似合う受け答えと進行に、改めて「これぞ綾瀬はるかだ!」と思えたことでしょう。バラエティー番組やCMで見る彼女の姿も同じく、天真らんまんで朗らかな在り方が印象的です。

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 そんな普段の様子からは、ドラマで演じる綾瀬さんの姿はとても想像できません。

 とりわけインパクトが強かった作品は、昨年放送された「天国と地獄」でしょう。高橋一生さん演じる連続殺人の容疑者と、体の中身が入れ替わってしまう刑事・望月を演じた綾瀬さん。手柄を立てようと一生懸命、捜査に乗り出すも、空回りが多いキャラクターでした。

 しかし注目したいのは、連続殺人の容疑者と入れ替わった後の望月です。外見はこれまでと変わらないものの、中身は冷酷で頭の切れる男になってしまいました。その変貌ぶりも、綾瀬さんは見事に演じ分けています。

 そんな“演技のギャップ”の振り幅が大きいからこそ、視聴者は目が離せなくなるのではないでしょうか。その変貌ぶりはそのまま、彼女の役者としての力量と比例しています。

予想できないストーリー展開に注目

 原作と同じように、ドラマ「元彼の遺言状」も予想できないストーリー展開を見せていましたが、なんと、4月18日に放送された第2話の時点で、原作の内容を描き切ってしまっているのです。

 4月25日放送の第3話以降は、麗子と篠田がバディーのような関係となり、次々と降りかかる難事件を解決していく流れに。第3話では早速、原作の続編である「剣持麗子のワンナイト推理」から、不動産屋の主人が殺害されるエピソードがピックアップされました。

 ホストクラブに勤める“武田信玄”と名乗る男から、不動産屋の主人が殺害された事件について弁護依頼を受けた麗子。お金にならない仕事はしない主義の麗子ですが、この不動産屋を巡る立ち退き問題を解決すれば、数珠つなぎに莫大な報酬が得られると知り、態度が一変します。

 今後はさらに“敏腕弁護士”麗子と“小間使い”篠田のバディーが織りなすコミカルな展開や、練られたミステリー要素も合わせて楽しめそうです。

 ちなみにドラマ版の篠田は、栄治の所有する別荘(第1~2話の舞台となった)の管理人をしている設定ですが、原作では単に大学時代の先輩とされています。ミステリー作品にはバディーがつきものですから、設定を変更し、篠田を相棒としたのも納得です。

 この先も、原作の魅力を踏まえた上で、ドラマオリジナルの展開を見せてくれることでしょう。ドラマ放送で初めて同作を知った方も含め、原作ファンの方も、双方の違いを比較しながら楽しめるのではないでしょうか。

 やはり何といっても楽しみなのは、綾瀬さん演じる麗子と、大泉さん演じる篠田のやりとりでしょう。一体どんなバディーの在り方を見せてくれるのか、名役者同士の演技にも期待したいところです。

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