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「隠れ家」の店、PRすると矛盾しない? カフェやレストランが「隠れ家」と言いたがる理由

オトナンサー

小倉さん「条件を満たしていれば、全て『隠れ家』と呼べるわけではありません。例えば、店が交通不便な場所にあったり、どこにあるのか分かりにくかったりしても、長い行列ができる人気店もあります。こうした店の場合、『隠れ家』という定義にはならないでしょう」

Q.メディアでPRすると、多くの人に知られ「隠れ家」ではなくなると思います。店のアピールポイントを自ら壊しているように思いますが、大丈夫なのでしょうか。

小倉さん「そもそも、『隠れ家』には、大きく2つあります。1つ目は、隠れ家として本当に公開したくない店、2つ目は、『隠れ家的/隠れ家風』な店です。

前者は、そもそもメディア取材を受けません。店側が受けたい客だけを相手にコミュニケーションを取って運営していきます。一方、後者は、隠れ家のコンセプトに似せた雰囲気の店づくりをしている店だともいえます。そのため、店のメディア露出が問題ではないことが多いです。

また、『隠れ家』というコンセプトではなくても、メディアが『隠れ家風』の店として紹介する場合もあります。以前は、店がメディアで紹介されると新規の客が急増し、常連客が来店しにくくなったことが度々ありました。しかし、近年は、メディア側も取材の内容を公開してよいか店側とコンセンサスを取ることが多くなり、問題は起こりにくくなっています」

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Q.隠れ家ではない場合でも、「隠れ家的/隠れ家風」という曖昧な表現で店をPRするケースもあります。カフェやレストランにとって「隠れ家」という言葉でPRすることは、大きな魅力なのでしょうか。

小倉さん「『隠れ家的/隠れ家風』という言葉は、店の個性になりアピールポイントだといえるでしょう。『隠れ家』という言葉が持つ、『自分だけが知っている』『特別感』といった客側の自尊心をくすぐるイメージがあると思います。

また、『隠れ家的/隠れ家風』であれば、落ち着く雰囲気であるとか、大人の客が集う店だろうと想像しやすいので、そのような店でありたいと望む店であれば、こうした言葉は使いやすいといえます。

そもそも、飲食店に限らず、子どもの頃にかくれんぼをしたり、秘密基地という言葉にワクワクしたり、大人にもお化け屋敷や忍者屋敷が人気なのは、『隠れる』という言葉に魅力を感じるからです。『隠れ家』という言葉そのものに、エンターテインメント性があるといえるでしょう」

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