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『ブラタモリ』案内人が語る番組の裏側「タモリさんが『コマネチ!』していました(笑)」

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「番組では使われていませんでしたが、タモリさんはたけしさんのモノマネで『なんだバカヤロウ!』『コマネチ!』と披露してくれました。同じ現場に居合わせたのが幸せでした」(馬場氏)

 

 番組ではタモリが、専門家が舌を巻く知識を披露する。「高松」の回の案内人・西成典久氏(香川大学教授)が話す。

 

「海城が日本のどこに造られたかという地図のフリップを頑張って作ったのですが、リハーサルの段階で『タモリさんがこれを見たら、なぜ高松城が海城になったかすぐに答えを言っちゃいそうだ』となって、フリップはお蔵入りになりました」

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 同じ回に出演した長谷川修一氏(香川大学特任教授)も、「カメラがまわっていないときも、おむすび型の山を見て非常に鋭い質問をされました。観察して考察しているんですね。私が説明をすると納得されていました」と感心する。

 

「富山」の回の案内人・安江健一氏(富山大学准教授)は、タモリの知識の深さをこう語る。

 

「呉羽山で地層の傾きを見ている場面で、こちらが解説しなくても、どんどん先に答えを言い当ててしまう。洞察力がすごい。こちらからのヒントが少なくても、気づかれるのに驚きました。かと思うと、『白エビは美味しいですか。どうやって食べるんですか』と質問されたり。『刺身が美味しいですよ』と答えたら、実際にお昼に召し上がったようです」

 

 タモリを驚かせようと、スタッフは知恵を絞る。「諏訪」の回では、最後に諏訪湖から100km離れた富士山が見える、というエンディングを迎える予定だった。案内人で、諏訪の信仰について研究している石埜三千穂氏が語る。

 

「それまでの移動の最中にタモリさんが富士山を見てしまうことのないように、スタッフの方は頭を悩ませていました。ですが収録当日は天候が悪く、諏訪湖から富士山は見えなかったんですよね」

 

 思わぬオチがついたが、それこそが『ブラタモリ』の魅力だと石埜氏は言う。

 

「見ている我々も一緒になって歩いているようなライブ感は、タモリさんが台本もなくアドリブでやっているから生まれるものでしょう。それができるのも、タモリさんの膨大な知識とアドリブ力のおかげだと思います」

 

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