top_line

【 最新ニュースをアプリでサクサク読むなら! 】

習志野vs専大松戸

高校野球ドットコム

これぞ習志野野球。圧巻の強さで専大松戸に7回コールド勝ち

関順一郎(習志野)

<春季千葉県大会:習志野8-1専大松戸>◇3回戦◇29日◇千葉県野球場

 習志野vs専大松戸の一戦。

 千葉県を代表する名門校同士の一戦ということもあり、千葉県野球場には大勢の観客で埋まり、コロナ禍前ほどの風景となった。あとはブラスバンド解禁と声出し応援を待つのみである。

 改めて習志野は強いチームだと感じた。シートノックから意識の高さが感じられる。内野手のスピード、グラブ裁きの安定感。外野手もダイレクトで投げられる肩の強さを持った選手が多い。

 また、「美爆音」こと名物ブラスバンド応援がないからわかるが、習志野の野手はよく声を出す。次のプレーに備えた声掛け、投手を励ます声掛け、ポジショニングに対する意識に加え、攻撃面でも安打でも時の次の塁を果敢に狙う意識も高い。

広告の後にも続きます

 専大松戸の148キロ右腕・鈴木 良麻投手(3年)の前に3回まで無得点に抑えられ、1回表に先制点を許してしまった。しかし、3回までの攻撃でも安打だけでなく、ファウルで粘って四球で出塁したりと、チャンスは作っていた。アウトにはなっていたが各打者のスイングもしっかりしていた。いずれ攻略するのではないかという予感が的中する。

 4回裏2死満塁、8番の関 順一郎投手(3年)の二塁強襲安打で2者が生還し、逆転に成功。さらに9番・鈴木 海偉捕手(2年)の思い切り振り抜いた打球が左翼席への3ランとなり、一気に5対1とリードする。

 本塁打を放った鈴木は「力が入っていると小林先生から指摘をいただいたので、力を抜いて、タイミングをしっかりと計って打つことを心がけました」。甘く入ったスライダーをドンピシャで振り抜き、公式戦初本塁打をマークした。練習試合と合わせて通算3本塁打目だ。17年のマリーンズJr.を経験。代打で1打席しかなかったが、貴重な経験となり、練習を打ち込むきっかけとなった。

 5回裏には1死二塁から4番栗原 政悟内野手(3年)の左前適時打、7番成田 悠真内野手(2年)の左越え三塁打で8対1と大きく引き離す。二塁からワンヒットで本塁にかえる鮮やかな走塁は健在。昨秋と比べると明らかに走塁のレベルが上がっている。スイングスピードの速さも高まっていて、質の高い練習の成果が発揮されているようだ。

 右サイドの関は常時120キロ後半〜136キロの直球と、115キロ前後のスライダーを両サイドへ的確に投げ込み、しっかりとゲームメイクした。「専大松戸さんは打線が強いので、内角へ投げきることを心がけました。内角にしっかりと投げられないと、外角一辺倒になってしまうため、それができてよかったです」と振り返る。リードする鈴木も「内外角の投げ分けを意識しました。関さんはコントロールがよくて、狙い通りのところへ投げてくれるのでリードしやすいです」と先輩投手に感謝していた。

 昨秋は八千代松陰に完封負けした。4番・栗原は「非常に悔しかった思いがあります」と敗戦を糧に冬の練習に臨んだ。コロナ禍で活動に制限こそあったが、自主練習する中でもLINEで仲間と励まし合いながら練習してきた成果が完成度の高い野球につながった。

  • 1
  • 2

TOPICS

ランキング(スポーツ)

ジャンル