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子どもアスリートの食事で一番大事なのは?

パラサポWEB

冒頭ではるはるさんは、子どもの状態を見ながら食事を考えるのがポイントと語った。ただ見ているだけでは分からないこともあるだろう。思春期の、特に男の子であったりするとコミュニケーションが難しいケースもありそうだ。

「子どもアスリートの食事は、親と子の二人三脚だと思うんです。親が一生懸命食事を作っても子どもに食べる意欲がなければだめですし、子どもは一生懸命強くなりたいと思っていても、親が食事で協力してくれなければ栄養やエネルギーが不足してしまったりします。親子が同じ思いで同じ方向を見て進むことができるのは、今のこの時期しかないと思うんです。コミュニケーションを取りながら二人三脚で取り組んでいけば、信頼関係が生まれ、絆も強くなるのではないでしょうか」

はるはるさんはふたりの息子さんを育てた。長男はすでに社会人になって独立し、次男もこの春から大学入学で家を出ることになるそうだ。

「たとえば中学生ぐらいの男の子だと、普段はあまり会話がなくてウザがられたとしても、食事はこういう風にした方が良いよとか、テスト前だから消化のいい食事にしようねとか話していくことで、コミュニケーションは取れると思います。うちはその点、息子たちとよく話しました。食事に関する情報を共有したり、一生懸命台所に立って自分のために食事を作ってくれる親の姿を見たら、子どももわかるはずなんです。その時には理解できなくても、感じる部分はきっとあるんじゃないでしょうか」

はるはるさんが一生懸命食事を用意した結果、サッカーをしているふたりの息子さんは、ケガをほとんどしなくなり、選手同士で身体がぶつかっても“アタリ負け”しなくなった。ハードワークができるようになりバテなくなったなどの効果を自覚するようになったそうだ。

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「うちは、長男にはある程度大人になってから、僕はもう十分やってもらったから、あとは弟のためにやってあげて欲しいと言われました。そんな次男も家を出ることになるんですが、寂しいというより今はやりきった感しかないですね」

親が一生懸命工夫を凝らし食べてほしいと思っても、スポーツをしている子どもたちの中には、さまざまなプレッシャーに押しつぶされそうになって、食べることができず吐くことを繰り返す子どももいる。

「そういう相談を受けたときは、まず“じゃあ食べるのをやめましょう”と言いました。食べることももちろん大事なんですが、まずは食べられないというマイナスの状態を普通に戻すこと。健康な状態に戻さなければ目標やタイムどころか、好きなスポーツさえもできなくなってしまいます。食べるというプレッシャーから逃れさせてあげると、また食べようという意欲が戻ってきますから」

はるはるさんは、サッカーをする息子さんふたりの食を支え、今はやりきった感があると語った。子育てが一段落した今後は、同じようにスポーツをする子どもの食事に関してさまざまな悩みを持つ親御さんに向け「オンライン授業」をスタートするなど、活動を広げていくそうだ。食事には、確かに親と子を繋ぐ強い絆になる可能性がありそうだ。家族の助け、力になる、はるはるさんの今後の活動に期待したい。

PROFILE はるはる 
北海道出身。ライブドアブログ「はるはるの子どもアスリート栄養満点ご飯」運営。サッカーを頑張る息子2人のためにスポーツ栄養を学び、アスリートフードマイスター2級を取得。小学校2年生から大学までの競泳選手としての経験も活かして、子どもたちのスケジュールや体調に合わせた栄養満点の献立作りに励んでいる。「どこでも手に入る食材や調味料で、簡単に美味しくバランスよく」がモットー。


<参考図書>
『スポーツを頑張る子どもにエール! はるはるママの栄養満点ごはん』

はるはる著/KADOKAWA
サッカーチームで活躍する息子2人を育てたスポーツ飯。不足しがちな栄養素別、目的別など、いつ何を食べたら良いのかがわかる55の献立、154のレシピ。子どもの体調に合わせ、苦手なものも食べられるようになる、大人気ブログの書籍化。

text by Sadaie Reiko(Parasapo Lab)
phot by 高木昭仁(著書料理写真)、Shutterstock

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