本原稿はファイアー(fire)を目指す人に向けて必要な金額や副収入を得る方法、メリットデメリットなど、ファイアー前に考えるべきことをまとめています。
ファイヤーとは「Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)」の頭文字です。しかし、中高年における早期退職、いわゆるアーリーリタイアと若者が目指すファイヤーは少し考え方が異なります。
ファイヤーとは経済的な自立をすること

今の20代、30代が目指す「ファイアー」とは経済的な自立を目指すことが主に置かれます。できるだけ若いうちに蓄財、または収入を得る方法を確立して自由人になることを目指します。
ファイアーを目指す人は、会社勤めで自分を押し殺して長年働くより、早い時期から好きなように人生を楽しみたい。そんな目標や夢を持っています。
ファイアーには年間支出の25倍が必要

早期にファイヤーをするために10代、20代で投資を勉強したり、高収入が見込めるプログラマーなどの副業でお金を貯めたり、あるいはブログやSNSなどを通じて第2の収入源を確保したりしています。
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収入を得る方法は多様化していますが、その目標の目安は年間支出の25倍と4%ルールの実践が存在しています。
これは、ファイヤーを実現するための一つのセオリーとして「年間支出の25倍の資産が必要」との考えに基づいています。
では、なぜ25倍なのか? 25倍とは25年間を意味します。生命保険文化センター「生活保障に関する調査」(令和元年度)によると老後資金を使いはじめる年齢の分布では「65歳」が39.7%と最も多く、次いで「70歳」「60歳」の順となっています。
一般的に老後が始まるのは65歳であり、65歳になると誰もがファイヤーになるのが日本の現状なのです。しかし、若者がいうファイヤーとは、65歳に到達する25年〜15前、つまり40歳〜50歳でアーリーリタイアすることなのです。
この年齢に達するまでに目標金額を達成すれば、あとは年金生活へ移行するまで安泰という考えです。もちろん、人によって現役引退の年齢は異なりますし年金額も異なるで一概には正解とはいえません。
仕事をやめても国民年金や健康保険料は納めなければなりません。しかし、50歳でファイヤーというのは、生活スタイルによっては、無理ではないイメージもあります。
ファイアーの目標金額が7500万円の根拠とは
