「急いでいるときに突然生理になってしまい、生理ナプキンがなくて困った」みたいな経験ってありませんか?そんなときにトイレに生理ナプキンが常備されていたら便利ですよね。
女性にとって生理用ナプキンをはじめとする生理用品は、トイレットペーパーと同じように生活必需品です。しかし女性だけの問題だからとこれまで注目されることはあまりありませんでした。
そんなジェンダーギャップを解消すべくスタートしたサービス「OiTr(オイテル)」は、個室のトイレに設置された専用ディスペンサーで生理用ナプキンを無料で提供してくれるサービスです。ジェンダーギャップを軽減するために活動するオイテル株式会社が目指す社会とはどんな社会なのでしょう。専務取締役COOの飯﨑 俊彦さんに話を聞きました。
★連載企画「のぼり坂47f」では、女性ならではの健康課題と向き合い、より良くするために取り組んでいる人や商品、サービスなどを紹介しています。
(テキスト:女子部JAPAN(・v・) 編集部 おぜき)
――生理ナプキンを無料で利用できると聞いて、どんな仕組みで成り立っているのかが気になりました。まずは、『OiTr(オイテル)』とはどのようなサービスなのか教えてください。
広告の後にも続きます
OiTr(オイテル)は、商業施設やオフィス、学校、公共施設などの個室トイレに、生理用ナプキンを常備し無料で提供するサービスです。アプリに登録いただければ、どなたでも無料でご利用いただけます。現在、関東を中心に、池袋PARCOや渋谷モディなどの商業施設から、板橋区役所、町田市役所などの公共施設や大学キャンパスなど、93ヶ所(1,215台)の施設で導入いただいています(2022年3月現在)。
――具体的には、どのようにすれば利用できるのでしょう?
OiTrはスマートフォンをお持ちの方でしたらどなたでも以下のようなステップでご利用いただけます。

1. 個室トイレ内の壁に掲示してあるQRコードを読み取りOiTrアプリ(無料)をダウンロードします。
2. アプリを起動し、画面の取り出しボタンをタップし、スマートフォンを専用のディスペンサーに近づけます。
3. 取り出し口から生理用ナプキンが1枚無料で出てきます。
2022年4月4日