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看護職の79%「コロナ感染の恐怖」 日本看護協会が実態調査

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 日本看護協会(福井トシ子会長)は4月1日、病院や介護施設で働く看護職員(看護師・保健師・助産師・准看護師)を対象に、新型コロナウイルス感染症の流行でどのような影響があったか尋ねたところ「自分自身が感染するのではないかという恐怖・不安」が78.6%で最多だった、とする調査結果を発表した。

 新型コロナ関連の業務に従事した看護職員は、従事しなかった職員に比べ心身の疲れが目立ち、看護協会は「長引く感染症対応が健康状態に長期的に影響を与えていると考えられる。調査結果を基に『働き続けられる、魅力ある看護の職場づくり』へ向けた取り組みを進める」としている。

 調査は、病院、在宅、介護施設、行政、教育機関などで活躍する看護職員の働き方の実態と意識を明らかにすることを目的に、同協会員を対象に4年に1度、実施している。今回は2021年10~11月に、新型コロナの影響や就業継続の意向、労働環境などについて1万5000人余りを対象に実施し、5,121人(平均41.3歳、女性が93.5%)が回答した。

 20年3月から21年9月までの1年半で、新型コロナ流行に伴う影響は「感染への恐怖・不安」(78.6%)に次いで、「職場の労働環境の悪化」(48.8%)、「自分自身に対する周囲からの差別・偏見・心ない言葉」(19.6%)、「職場の人間関係の悪化」(15.7%)などだった。

 新型コロナ発生前と比較した心身の変化については、「生活に充実感や楽しみがない」と感じることが「とても増えた」「やや増えた」人が計64.5%で最も多い。「いつも体が疲れている」も計56.8%、「気持ちが落ち着かない」が計47.8%と続いた。

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 今後も看護職として働き続けたいかどうかの問いには、「とてもそう思う」が25.4%、「ややそう思う」が42.2%。就業継続の意向は、年代別では20代、勤務先別では病院がそれぞれ低かった。新型コロナ対応の従事有無別では大きな差はなかった。

 21年9月の1カ月間に超過勤務をした人は78.4%。実際の超過勤務が平均17.4時間だったのに対し、申告した超過勤務は同8.7時間で、8.6時間の開きがあった。基本給は平均27万9326.5円、税込み給与総額は同38万4546.8円。勤務先別では、病院の税込み給与総額を100としたとき、訪問看護ステーションは95、診療所は92、介護施設は90だった。介護施設は病院に比べ平均年齢が高いのに給与は低く、看護協会は「引き続き処遇改善について対応を進める」としている。

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