top_line

癒されたいあなたへ。どうぶつニュースはこちら

【徳島】#92 徳島で生きる人の姿を届ける[startt]編集長・池田麻由美さん

女子部JAPAN

日本全国でがんばっている女性を紹介する「のぼり坂47」プロジェクト。今回は、徳島で生きる人の姿を取材して届ける徳島新聞社発行のタブロイド紙[startt(スタート)]の編集長・池田麻由美さん(株式会社メディコム)に聞きました。

徳島で全力で生きる人を追った記事が、「何かをやってみよう」というきっかけになれば
 
2020年4月に徳島新聞社発行のタブロイド紙[startt]を創刊しました。毎月第2・4木曜に徳島新聞とともにお届けしています。タイトルの[startt]はtが2つ重なるのですが、これには「何かをスタートしよう、徳島で」という意味を込めています。

巻頭特集は「二十代で自分の店を持つ」「うつわを作る人」「一点ものを作る職人」など、それぞれの世界で懸命に生きる人のストーリーを紡ぐ。

主体となるのは「徳島で生きる人」です。仕事に懸ける人生、自然と格闘する暮らし、ひとつのことに打ち込む時間。趣味、職業、ジャンルは問わず、何かにこだわって、その世界を全力で生きる人を取材しています。独立を目指して腕を磨く職人、仕事以外のフィールドでスポーツや遊びに熱中する人、お祭りやイベントの言い出しっぺや縁の下の力持ち…。[startt]を読んでいただいた方に「自分も何かやってみよう」と思ってもらえるような、きっかけになる記事を散りばめています。

株式会社メディコム startt編集長 池田麻由美
 
価値観が大きく変化するなかで、必要とされる情報を届けたい
 
今、若い世代が自らの職業を決める際には、社会的体裁や安定性といった価値基準よりも、「どのように人の役に立つのか」「自分らしく生きられるのか」という視点が強く持たれるようになっています。物を所有することが豊かさの証し、という概念も古くなりました。必要な場面でのみ利用し、使いたい人が集まって少しずつ「共有」する、そんなシェアリングエコノミーは全世界で大きなうねりを巻き起こしています。

大きな価値観の変化のなかで、どのような情報が必要とされ、またどんな情報を行動の動機とするのか。

当メディア[startt]は、真剣に考えていきます。日常生活に豊かさをもたらす情報とは何か、人生の分岐点に多様な選択肢を提供できないか。これが[startt]の最大のテーマです。

広告の後にも続きます

巻頭特集や紙面内容について決める編集会議。実際は仕事中に「次、こんなことしよう」「こんなテーマで特集を組みたい」と雑談しながら決まっていくことの方が多い。

 
誰かの「やりたい」がつながっていく企画を、今後も続々と

創刊してまる2年。これからもっともっと読者を巻き込んでいけるような紙面にしていきたいと思っています。

2021年には「やるけん2021」という企画をしました。2021年のうちにやっておきたいこと、たどり着いておきたい場所、挑戦したいことなどを読者に宣言してもらう企画です。たくさんの方から「こんなことをしようと思っている」というメッセージが寄せられました。その中で「桜の公園を作りたい」という女性の想いを掲載したところ、「桜の苗木を提供したい」「整備をお手伝いしたい」「力になれることはないか」といった反響がたくさんありました。その計画は着々と進んでいます。誰かの「やりたい」という想いが繋がっていく、そんな企画を次々に仕掛けていけたらいいなと思っています。

  • 1
  • 2
 
   

ランキング(くらし)

ジャンル