大会史上初の延期という困難を乗り越え、2021年夏に開催された「東京2020大会」。新競技として採用されたスケートボードでは、男子ストリートに出場した堀米雄斗選手が金メダル、女子パークに出場した四十住さくら選手が金メダルを獲得するなど、日本人オリンピアンが大活躍した。
そんな両選手が東京2020大会で滑走したスケートボードの仮設競技会場「ストリート」や「パーク」が、解体されずそのまま残され、一般開放されるという嬉しい情報をキャッチ。
さらに、その東京2020大会スケートボードの仮設競技会場には、新たにスポーツクライミング(ボルダリング)の屋内施設や、3×3 バスケットの屋外コートが整備・併設され、新しいスポーツ複合施設「有明アーバンスポーツパーク(仮称)」として生まれ変わる。スポーツクライミング(ボルダリング)の屋内施設や、3×3 バスケットの屋外コートにも東京五輪で使用された大会レガシーが活用されるという。


オリンピアンが実際に使用したコースや器具に直接触れることができる施設、ぜひとも行ってみたい。ということで、都の担当者に詳しい情報を聞いてみた。
『有明アーバンスポーツパーク(仮称)』とは?
東京都が開業を目指す、東京2020大会のスケートボード仮設競技会場「ストリート」「パーク」をそのまま残し、その会場を新たに整備し、スポーツクライミング(ボルダリング)の屋内施設、3×3の屋外コートを加えたアーバンスポーツの複合型施設。
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スポーツを楽しむとともに、有明地域の賑わい創出に貢献する施設を併設する予定。現段階では、民間事業者の創意工夫を活かす運営手法が検討されており、カフェや飲食店の併設なども想定。子供から大人まで、ファミリーが1日楽しめる施設の誕生を目指して整備される。

《スケートボード施設》
東京2020大会のスケートボード競技で使われたコースをそのまま残し、活用。東京2020大会において、オリンピアンが実際に滑走した「ストリート」や「パーク」を一般ユーザーが楽しめるようになる。また、新たに「初心者エリア」が設けられる予定で、上級者だけではなく、これからスケートボードを始める人にも対応する施設となる。
《ボルダリング施設》
スポーツクライミングの3種目のうちの1つ、ボルダリングの屋内施設を新たに整備。リードやスピード種目については、立地の問題やコストの問題、利用者が限定されることなどから、今回の施設では除外された。ボルダリングの施設に関しても東京2020大会において、オリンピアンが実際に使用したホールドなどを、安全面に配慮しながら可能な限り活用予定。また、初心者用のウォールなど、各レベルのクライマーが楽しめる多彩なウォールが整備される。
《3×3 バスケットボール施設》