映画界最大の祭典「第94回アカデミー賞授賞式」が、日本時間の3月28日(月)に開催される。その模様をWOWOWが独占生中継。昨年は自粛モードが漂っていただけに、今年への期待はひとしおだろう。しかも『ドライブ・マイ・カー』が4部門でノミネートされたことで、日本でも例年以上の盛り上がりを見せそう。ジョン・カビラと共に番組案内役を務めるフリーアナウンサーの宇垣美里も期待を隠せない。

何といっても、『ドライブ・マイ・カー』がどこまでいくのか? というところだと思います。カビラさんが、「受賞はします」とずっとおっしゃっていて。これだけノミネートされているのも歴史的なことなんですけど、何部門で受賞するかが見どころの一つかなと。そして、今年は授賞式の会場がドルビー・シアターに戻るということで、コロナ禍はまだ続いていますが、アカデミー賞自体はちょっとずつ前の形に戻りつつあって、司会者も立てて、エンターテインメントのショーとしてのアカデミー賞が戻ってくることが、とても楽しみです。
-『ドライブ・マイ・カー』は、絶対に受賞すると思いますか。私たちの中では、国際長編映画賞は取るでしょうと思っていて。でも脚色賞も取るよね、そうなってくると監督賞や作品賞も気になってくるよねって、どこまで躍進していくのかが楽しみなポイントかなと。
-作品賞にノミネートされた中で、他に注目している作品は? これまでの賞レースの流れを見ていくと、やっぱり『パワー・オブ・ザ・ドッグ』が有力視されているのかなと思います。私も好きな作品です。一方で、暗くて見た後に胸がかきむしられる内容でもあるので、正反対の、心が温かくなる『コーダ あいのうた』ですとか、『ベルファスト』も私は大好きです。『パワー・オブ・ザ・ドッグ』はNetflix作品なので、配信がついに取るのか? というところもポイントですし、皆が今見て癒やされて幸せな気持ちになる作品というのが作品賞を受賞するというのも一つの形だとも思うので、どこに行き着くん…