約100年前に南極大陸沖で沈没した「エンデュアランス号」が発見され、注目を集めています。
暗い海底に横たわる一艘の船。これがエンデュアランス号です。この船はイギリスの南極探検隊の中心人物だったアーネスト・シャクルトンによって率いられていましたが、1915年に海氷に押しつぶされて沈没。過去に船の位置について調査が進められてきましたが、失敗に終わっていました。
しかし、調査隊「エンデュアランス22」はスキャナーと高解像度カメラを載せた高性能水中機を駆使して船の位置を特定。水深3000m以上の海底に約100年以上も沈んでいたにもかかわらず、船体の状態が極めて良好な船体の撮影に成功し、舵や船体の「ENDURANCE」の文字もはっきりと見えるほどでした。