「やっかいな人」とうまく付き合う必要はない! わずらわしい人間関係からの脱出法
「やっかいな人」とうまく付き合う必要はない! わずらわしい人間関係からの脱出法
 世の中には「めんどうくさい人」という人種がいる。何も話さなくてもそばにいるだけで疲れ、ちょっと話しかけられるだけでぐったりしてしまう人たち。職場にこういった人物がいると毎日が地獄になる。そこでなんとか彼らとうまく付き合う方法を模索するが、なかなかうまくいかない。めんどうくさい人や苦手な人と付き合う方法を紹介する本が書店に並んではいるが、これを読んでも解決することはほとんどない。
『人間関係をリセットして自由になる心理学』(DaiGo/詩想社)

 世の中には「めんどうくさい人」という人種がいる。何も話さなくてもそばにいるだけで疲れ、ちょっと話しかけられるだけでぐったりしてしまう人たち。職場にこういった人物がいると毎日が地獄になる。そこでなんとか彼らとうまく付き合う方法を模索するが、なかなかうまくいかない。めんどうくさい人や苦手な人と付き合う方法を紹介する本が書店に並んではいるが、これを読んでも解決することはほとんどない。

 ところが、メンタリスト・DaiGo氏は「めんどうな人とは付き合う必要はない」と断言する。めんどうな人とはなんとかうまく付き合おうとするのではなく、スパッと切り捨ててしまえと言うのだ。

『人間関係をリセットして自由になる心理学』(DaiGo/詩想社)は、そんな潔い人間関係論である。

めんどうな人や、やっかいな人とはうまくつき合う必要はありません。そういう人とは、二度とつき合わなくて済むようにして、これ以上時間や労力を使わないようにする。これが正しい対処法です。

 そう、めんどうな人ややっかいな人には、時間と労力を使ってはいけないのである。

嫌な人間関係への対処を学ぶ事に意味はなく、時間の無駄なのでやめよう

 DaiGo氏の意見はとても潔くて分かりやすい。そして、一緒にいて楽しい人・幸せを感じられる人が誰なのかをしっかり見極めて、厳選して付き合うことが良い人間関係を維持する秘訣だという。人間関係も嫌いな人となんとかうまくやろうとするのではなく、好きな人とだけ交流することで楽しくて幸せになれるということだ。

 この本の中には、「あなたを幸せにしてくれるのは、あなたのまわりの50人である」という道教の教えの中にある言葉が紹介されている。自分にとって重要な人間とは大体50人なのである。意外と少ないと思うかもしれないが、周りを眺めてみて本当に大事な人間というのはそのぐらいの数に落ち着くのではないだろうか。さらにDaiGo氏は30人に絞るべきと言っている。Facebookで何千人も友達がいたとしても、Twitterで何万人もフォロワーがいたとしても、付き合いきれないのだからそんな数字には何の意味もない。

 では、どういう人と付き合えば良いのかというと、「楽な人」だ。自分を飾らなくても気張らなくても、素の自分を受け入れてくれる人。この基準で考えれば、かなり楽に絞り込める。

 まず職場での人間関係はほとんど該当しなくなる。会社では常に「できる自分」をアピールしなければならないから素の自分ではいられない。中には素の自分を出せる仲間が数名いると思うかもしれない。しかし、ここで注意しなければならないのは、彼ら・彼女らとプライベートな付き合いができるかどうかを確認する必要がある。

 そして、昔からの友人や趣味のサークルで付き合いが長い人というのは結構素でいられることが多いかもしれない。

 いずれにしろ、構えなければ付き合えない人は除外して考えるということだ。

 ネットが普及してSNSを使えば簡単に何十人、何百人という知り合いができるけれど、彼らはただの知り合いであって、友達というには薄すぎる。当然、付き合うべき30~50人に入らない。

 毎晩交流会、イベント、パーティに参加している人たちは、結局知り合いの数は多くなるが幸福にはなれないそうだ。逆に、田舎に住む人は、近所付き合いをするので少数の人と濃厚な付き合いをせざるを得ない環境にいるため、幸福に感じることが多いという。知らない人とほとんど会うことがない点でストレスが少ないことも関係しているそうだ。

 ヨーロッパの小さな町に行くと、本当に幸せそうな老人たちに出くわすことがある。家の前に座ってただぼんやりしたり仲間とおしゃべりしたりしているだけなのだが、彼らは穏やかな表情をして満たされていることが分かる。幸福な人間関係を作るのは、彼らを参考にすれば良いと思う。

 我々、日本に住む現代人は「人間関係を構築しなければならない」と一生懸命友達を作ったりするが、実はどこにいても何をしていてもその場にいることが大事なのかもしれない。

 理想的な人間関係というのは、見えていないだけできっと目の前にある。

 そんなことを気付かせてくれる一冊だ。

文=長沼良和

(更新日:2018年10月1日)

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