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「冒険・防災・アウトドア」に共通のイメージを持とう|野口健 アルピニスト①

防災ニッポン

各界で活躍する著名人が防災についての取り組みを語る「防災ニッポンボイス」。第2回はアルピニストの野口健さんです。10代から登山をはじめ1999年にエベレストの登頂に成功し、25歳で7大陸最高峰最年少登頂記録を樹立しました。野口さんは「登山、アウトドアと防災は共通している」と語ります。

我が家に防災用グッズを完備 ベランダからは「脱出ロープ」も

山に行くので自宅にはアウトドア用品がたくさんありますが、実は防災グッズとして使えるものばかりです。僕はいつ何が起きてもいいようにヘッドランプをベッドの枕元に置いています。照明器具では、太陽光で充電し点灯するソーラーランタンを複数、持っています。ソーラーランタン「キャリー・ザ・サン」は晴れた日にベランダに置いて充電し、いつでも使えるようにしています。

実際、弱なら最長で72時間くらい点灯が持続します。キャンプなどアウトドアはもちろん、災害時に停電した際にも役立ちます。自家用車はプラグインハイブリッド車(PHEV)を使っていますが、フル充電、ガソリン満タンだと一般家庭で使う10日分の電気を車から確保できるそうです。PHEVは、アウトドアのほかに災害時の電源という大切な機能を持っています。

(野口健事務所提供:左からヘッドランプ、キャリー・ザ・サン2種)

こうしたアウトドア用品とともに、2016年の熊本地震の際に現地に避難所として「テント村」を開設した経験から自宅の防災対策に必要なグッズはすべてそろっていると思います。ヘルメットとロープも備えています。いざという時には自宅2階のベランダからロープでも脱出できるようにしています。水道などライフラインが止まった時などに備えて、携帯トイレも購入しています。

まず「自宅キャンプ」を楽しんで、防災用品を使いこなそう

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災害時はアウトドアと同じ環境になるといってもよいでしょう。もちろん、自治体の避難所も開設されますが、東京などの都心部は、夜間と昼間の人口に差があり、災害の発生時間帯によっては全員がすぐに避難所に入れない可能性もあると考えています。そのような事態を想定して自宅の庭など外で、数日間は過ごせる準備もしています。ふだんからこのような心構えでいれば、災害時に避難所に入れなくても慌てなくなります。

(野口健事務所提供:左からテント、タープ、ロープ)

僕自身、登山でヒマラヤに行く時には、酸素ボンベが足りなくなる事態や天候の悪化による厳しい寒さなど最悪の状況をイメージしながら準備をしています。冒険と防災、災害に対する意識は共通しています。災害は必ず起きます。絶えず状況をイメージすることが大切です。

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