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自然に心を寄せてつづられた、幸田文の樹木や花をめぐるエッセイ集

朝時間.jp

朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『木』

以前ご紹介した本が、装いも新たな姿で発売になりました。文豪・幸田露伴の次女、幸田文が樹木との出会いをつづった一冊です。木々や花に心を寄せた名随筆を新装版でどうぞ。



著者:幸田 文
出版社:新潮社

逢いたいと願った木のもとへと、北海道から屋久島まで出かけていく。著者は木とまっすぐに向き合い、その一生をみつめ、美しく簡潔な言葉でつづります。

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木の生死輪廻を目の当たりにし胸をかき乱された時、著者は古株の上にたくましく育つえぞ松と出逢う。古株の芯にそっと手を入れて探ってみたら、雨に濡れた林の中で、そこだけが乾いて温もりをもっていた——。

幸田文が信じたのは、木は情感をもって生きているのだということ。しかし、山地の崩落や川の荒廃の現場に足を運ぶようになると、樹木への気持ちが不安を伴った「気づかわしいもの」へと変わってゆく……。

著者は「咲きだそうとする花、ひろがろうとする葉」が好きでした。父、幸田露伴と藤をめぐる話や桜にまつわる思い出もつづられています。「藤」「ひのき」「杉」「花とやなぎ」「この春の花」「ポプラ」など十五篇を収録。木の命への真摯な想いに心を打たれる一冊をどうぞ。

以前ご紹介したこちらもぜひどうぞ。
『台所のおと 新装版』

ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ

「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。

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