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リーダーのタイプとは?球界の名将にリーダーシップを学ぶ

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球界の名将に学ぶ組織別リーダーシップのあり方

はじめに

リーダーや管理職の役割について悩んでいる人は多いのではないでしょうか。チームが携わる業務の進捗管理やメンバーの育成など、チーム全体に目を配らなければならないため、管理職としての働き方そのものがわからないという人もいるでしょう。そこで今回や名将と謳われた5人の野球監督から、組織のタイプ別に必要なリーダーシップを紹介します。

リーダーには4つのタイプがある

リーダーが取るべき行動に着目したPM理論は、心理学者の三隅二不二(みすみ じゅうじ/じふじ、1924年(大正13年)3月21日 – 2002年(平成14年)5月31日)によって提唱された理論です。「P:目標達成機能」(Performance)、「M:集団維持機能」(Maintenance)の高低で「P」と「M」の大小でリーダーシップ行動を定義するものです。4つのリーダーシップタイプはPM型、Pm型、pM型、pm型で区別されます。

リーダーシップのタイプ
PM型(P・Mともに高い) 目標を達成するスキルが高く、集団を維持・強化するスキルも高い。理想的なリーダーシップのタイプ。Pm型(Pが高く、Mが低い) 目標を達成するスキルは高いが、集団を維持・強化するスキルが低い。pM型(Pが低く、Mが高い) 集団を維持・強化するスキルは低いが、目標を達成するスキルが高い。pm型(P・Mともに低い) 目標を達成するスキルも、集団を維持・強化するスキルも弱い。

PM型は組織によって采配が変わる

プロ野球チームを優勝に導く野球監督は、目標達成においてはP型といえるでしょう。また、集団のパフォーマンスを最大化しなければ、ペナントレースという長丁場を戦い抜くことはできません。そういう視点から見るとプロ野球監督はいずれもPM型といえるでしょう。しかし、PM型であっても組織の個性によってその導き方はかなり異なるように見えます。

モチベーションが高い組織のリーダーがするべきこととは

スタンドプレーに走りかねないチームは厳しい規律でまとめる

親分と慕われた鶴岡一人氏

1人目は、日本を代表する名監督である鶴岡一人氏です。南海ホークス(現 福岡ソフトバンク・ホークス)で1946年〜1968年まで監督を務め、歴代1位となる通算1773勝を記録。通算勝率でも歴代監督の中で唯一6割を越え、.609をマークしています。

愛称は「鶴岡親分」。プロ意識を持たせるために若手選手に言った「グラウンドには銭が落ちている」という台詞も、野球史に残る名言として知られています。

厳しい規律と目に見える報酬で選手を動かす

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鶴岡氏が率いた南海ホークスは血気盛んな組織といえます。江夏豊氏を筆頭に野村克也氏、柏原純一氏など、古き良きパ・リーグを体現する選手が大勢在籍していました。会社で例えるなら、それぞれが「自分が一番だ」と思っている花形営業部でしょうか。ともすればスタンドプレーに走りかねないチームを、鶴岡監督は軍隊式ともいわれた厳しい規律でまとめあげました。

選手をめったに褒めないというやり方は、一部から反発を招きます。しかし、「親分」と呼ばれたように多くの選手が鶴岡氏を慕ったのです。その理由は、働いた選手にはしっかりと報酬を用意した点にあるでしょう。「グラウンドには銭が落ちている」と選手にハッパをかけた鶴岡氏は、報酬という目に見える形で選手を動かすことで常勝軍団をつくりあげたのでした。

個性派揃いの集団をまとめるリーダーがすべきこととは

個性をいかんなく発揮させることで、組織力を最大化する

マジシャンと呼ばれた仰木彬氏

2人目の仰木彬氏は、1980年代から1990年代を代表する監督です。近鉄バファローズで指揮を取った1988年は、「10.19」と呼ばれる名勝負で野球史に名を刻み、オリックス・ブルーウェーブで監督を務めた1995年には、阪神淡路大震災の復興スローガン「がんばろうKOBE」を胸にリーグ優勝。翌1996年には日本一にチームを導きました。

選手の個性や調子を重視し、時にはビールの早飲み対決でメンバーを決めるなど、セオリー度外視の方法でチームを勝たせる采配は「仰木マジック」と呼ばれます。近鉄時代は「野武士軍団」と呼ばれた豪快な選手たちを、オリックス時代は後にメジャーリーグで活躍するイチローや田口など才能あふれる選手たちを率いた仰木氏。いずれも、「個の強いチーム」といえます。

個性を伸ばして組織力を最大化

組織力を最大化させるには、個々のベクトルをひとつに揃えることが必要です。しかし、無理に行うと、大きな反発を招くかもしれません。そこで仰木氏は、近鉄、オリックスという個性派集団を放任主義でまとめあげました。

否定的な意見が多かったイチローの振り子打法を容認するなど、個性を尊重する手法で選手との信頼関係を築きます。また、失敗してもすぐに挽回のチャンスを与える起用法も、選手にミスを恐れない勇気を持たせました。せっかくの個性をいかんなく発揮させることで、組織力を最大化させたのです。

ポテンシャルが発揮できない組織のリーダーがするべきこととは

適材適所の人材配置と、理論に裏打ちされた具体的な指示が必要

考える野球を広めた野村克也氏

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