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【7〜10歳】子供を最大限に輝かせるために。親ができるサポートの秘訣

パラサポWEB

語学力の発達がピークを迎え、自己肯定感が高まり、自立と自律が進む時期と言われている7歳から10歳。親は「子どもの才能を活かしてあげたい」「チャレンジする強い心を持ってほしい」「思いやりのある優しい子に育ってほしい」など、子どもの成長や育て方に関してさまざまな思いがあるはずだ。だが、日々の生活の中で親として実際に子どもとどんなコミュニケーションをとったらいいのか、どうサポートしていいのか、迷うことも多いだろう。

そこで今回は、パラリンピックに夏冬計5回出場した経歴を持ち、「あすチャレ!School(協賛:株式会社ブリヂストン、日本航空株式会社)」の講師として多くの子どもたちに講演やパラスポーツの体験授業を行っている加藤正講師に、親が子どもにできる【その子らしさを引き出すサポート】【諦めない心を育てるサポート】【思いやりを育てるサポート】についてお話を伺った。

【その子らしさを引き出すサポート】
夢を持つことの大切さと、親が道しるべになることの重要性

長野県伊那市出身。小学2年生の時「骨肉腫」により左脚大腿部から切断。長野1998冬季パラリンピックでは、アイススレッジスピードレース500mと1500mで銀メダル、1000mで銅メダルを獲得した加藤氏。現在は、パラサポが運営するパラスポーツ体験型出前授業「あすチャレ!School」で講師を務めている。

――小学校に入学してからの7~10歳は、語学力が総合的に伸びる時期と言われています。コミュニケーション能力が高まることから親子の会話もより重要になってくると思いますが、その時期の子どもに対して、本来の力を引き出したり、伸ばしてあげるために親としてどんなサポートができるでしょうか?

まず私自身の子どものころの話をすると、小学校2年生のときに骨肉腫で左脚大腿部から脚を切断するという大きな出来事がありまして。1年間入院生活をしていたのですが、自宅に戻ってから親が私にどういうことをしてくれたかというと、「これをやっちゃダメ」と縛りつけることが全くなかったんですね。自分がやってみたいなと思ったことは、なんでもやらせてくれました。本人がやりたいと思うことをやらせてあげるのが一番、というのが大切だと考えています。

――自由にさせてあげるのは良い反面、親としては、子どもが楽な方向を選んでしまうのではないか、という不安もあります。親として指導しなくてはいけない場面もやはりあると思いますが、子供たちへの言い方、伝え方をどのように工夫したら良いでしょうか?

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勉強しなさいと言えば子どもは反発しますからね。かといって勉強しなくていいよと言えばしないですから。私もそうでした(笑)。当時を振り返ると、私自身、もう少し親として指導してもらってもよかったんじゃないか、と思うこともあります。今だと情報も多いですし、色々なツールもたくさんありますから、こういったものを与えたら将来いいだろうな、と親の立場で思うものは、どんどん伝えてあげたらいいと思います。

それに加えて、私は授業で子どもたちによく「夢を持とう」と言っています。ただ、夢というのは夢のままで終わってしまうことも多いですよね。なぜ夢が夢で終わってしまうかというと、夢を「目標」に変えていないからだと思うんです。
まずは子どもとちゃんとコミュニケーションをとって、将来どういった方向性に行きたいのかを話す。そのときに、夢に向けて段階的に、目の前にあることを一つずつクリアしていけるように親が目標設定してあげる、ということがとても大切だと思います。一つクリアできたら次の目標設定をする、ということをやっていくと、将来なりたい自分の像に近づいていくのではないでしょうか。

――漠然とした夢だと遠い存在になってしまいますが、一歩ずつ具体的な道筋を作ってあげると、実現可能な目標になってきますね。

夢を叶えるためには小さい目標が無数にあって、毎日やらなければいけないことも出てくる。といっても無理をする必要はなくて、できることからやっていくようにしてあげるのが重要かなと。でも7歳くらいだと絶対にこれになりたい!というのはまだ決まっていないことがほとんどですよね。僕の娘も小さい頃は、「キリンになりたい」とかそんな感じでしたから(笑)。

なので、このぐらいの年齢の時は、親として、この子はなんとなくこれに向いているんじゃないかな、と気付いてあげるのが重要なのではないでしょうか。僕の娘は身長は高かったけれど走ることが苦手だったので、スポーツではなく音楽を薦めたんです。それでブラスバンドを始めると、一生懸命やっていましたね。息子は走るのが早かったのでスポーツを薦めました。

何がこの子に向いているのか、いろいろチャレンジさせてみるのはすごくいい経験になります。ただ親自身が子どもとしっかり向き合い、協力しないと子どもが何が好きなのかが見えてこないですから、それをやるには親もエネルギーがすごく必要になってくる。

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