2022年2月15日に、北京五輪のスノーボード競技・ビッグエア種目の決勝がビッグエア首鋼で行われ、女子ではオーストリアのアナ・ガサー(30)が金メダル、日本選手団最年少の村瀬心椛(17)は見事銅メダルを獲得した。男子は中国の蘇 翊鳴(17)が金メダルを獲得。日本勢の国武 大晃(20)は4位、大塚 健(20)は9位だった。
女子決勝
女子は日本代表の村瀬心椛(17)が、見事銅メダルを獲得。決勝は3本滑り、点数の高かった2本の合計点で順位が決まる。村瀬は2本目のランにて「フロントサイドダブルコーク1080」を決め、91.50の高得点をたたき出す。2本目を終えた時点で171・5点のスコアで3位以内を確定。メダルを確実とした。
2010年バンクーバー五輪の女子フィギュアスケートで銀メダルを獲得した、浅田真央(当時19歳)を超える17歳でのメダル獲得となり、日本女子の冬季五輪史上最年少メダルとなった。
決勝4位の岩渕麗楽(20)は、決勝3本目のランにて、成功すれば女子では初となる「トリプルコーク」に挑んだが、惜しくも着地に失敗し4位。しかし、SNS上などでは彼女の挑戦する姿に絶賛の声が多く集まった。鬼塚雅は11位の結果となった。
男子決勝
男子は大塚 健(20)、国武 大晃(20)が決勝に出場。大塚健は2本目のランで「キャブトリプルコーク1800」を着地。全体で最高得点の95・00点の高得点を叩き出したが、3本目のランで転倒。最終的なスコアは128・75点で9位。メダル獲得には至らなかった。
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国武 大晃は決勝3本目のランで、「スイッチバックサイド1640」を決め、84・00点をスコア。3位となり、メダル圏内に順位を押し上げた。
メダル獲得まで他の選手の結果を待つ形となったが、モンス・ローランド選手(ノルウェー)が82.50点の高得点で2位に。惜しくも国武選手は166・25点で4位だった。
金メダルはスロープスタイルで銀メダルを獲得した、 蘇 翊鳴 選手(中国)で合計182・ 50点の高得点を記録した。
選手コメント
村瀬 心椛
五輪に出場してメダルを取るのが小さい頃からの夢だった。皆さんの力で取れたメダルなので、本当にありがとうございました。フロント10はめっちゃ飛んでグラブ長くして、ビタビタに着ってやろうと気持ちで挑んだ。最年少でメダルを取れたのはすんごく嬉しいです!
大塚 健