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「あの時に準備しておけばよかった」後悔しないために必要な声を届けたい|杉野真実 日本テレビアナウンサー③

防災ニッポン

担当番組で防災企画 「いざという時に困らない」社会の好循環につなげたい

防災企画の取材などを通じて、多くの専門家の方々の話をお聞きし、「こうしたことを伝えていたら一人の人の行動が変わったかもしれない。とても悔しい」という声をよく耳にしました。「地震は忘れたころにやってくる」とよくいわれます。「災害カレンダー」で日本に過去に地震が起きた日付をみると、1年のすべての日が埋まってしまいます。「あの時に逃げればよかった」「あの時にこの準備をしていればよかった」といった悔しい思い、悲しい思いをした方々の声を風化させずに伝えることができれば、と思っています。
私が生まれていなかった時代も含めて、そうした方々の思いや声を届けながら、アナウンサーとして継続して防災の大切さを伝えていきたいです。そして、正しく恐れて備えれば、「いざという時には困らない」という社会の好循環につながったらいいなと思っています。

(2021年3月27日 news every.サタデー 放送)

担当する「news every.サタデー」(土曜日午後5:00~5:30全国放送)で、2021年3月から防災をテーマにした企画を放送しています。「土曜日には日本テレビで防災について放送している」といった意識が多くの方に根付いてくれたらうれしいです。これまで、様々な方にご協力いただき、防災訓練、スーパー台風、防災小説など様々な視点で企画を放送することが出来ました。

「台風」をテーマにした番組に大きな反響 様々な視点から防災の大切さを伝える

多くの方から反響を頂いたのは、「台風」をテーマにした企画でした。
台風は毎年夏から秋にかけて日本列島に接近・上陸します。台風が強くなってしまう原因である“海面水温”は温暖化の影響で上昇していて、将来、いわゆる「スーパー台風」というものが、日本にも接近・上陸する可能性が高まっていると言われています。強くなってしまう台風に対して私たちはどう立ち向かえばよいのか、専門家の方に伺ったところ、データを蓄積し、未来を予測して、台風の強さを“制御する”必要性について教えて頂きました。ただ待ち構えるだけでなく、少しでも被害を減らす方法があるのなら、将来的にはその技術に力を入れていってもよいのではないか、という、専門家の方の切実な思いを感じました。

また、コロナ禍で、なかなか現場に行けませんでしたが、被害にあった場所を改めて取材することもとても大切だと感じました。東日本を中心に全国で300を超える河川が氾濫した2019年の台風19号から2年が経った去年、多摩川の氾濫発生現場に行きました。堤防が出来ていましたが、普段は穏やかな川を見ると、この川が氾濫すると思って普段から生活するのは難しいと感じました。現場に行く度に、よびかけには、「普段は想像できないことが起こるかもしれない」という一言も不可欠だなと感じます。

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(2021年10月23日 news every.サタデー 放送)

また、私たち自身で命を守る方法についても、お伝えしました。災害が起きた時のために、あらかじめ準備するものや避難のタイミングを決めておく避難計画「マイ・タイムライン」についても取材しました。
番組では、専門家の方にお話を聞きながら、「3日後台風19号と同じ規模の台風が首都圏を直撃する」という想定で「マイ・タイムライン」をつくってみました。大雨が降った時に浸水被害がどうなるか地域のハザードマップを参考に確認します。祖父母を車に乗せて親戚や知人宅に避難しようと考えた場合はどうなるか。実際に想定してみるとさまざまな課題が分かりました。「災害が起きた時に、やるべきことが少ない方がいい」と実感しました。実は、お子さんや高齢者という避難における弱者とされる方々よりも、日常生活に問題のない人の方が準備をしておらず逃げ遅れてしまうことがあるそうです。こうした正常性バイアスを取り払うことも大切です。また、私もペットを飼っていますが、ペットはどうするかという問題もあります。「マイ・タイムライン」については、年に1回ハザードマップをもらう習慣をつくるなど、まずは日ごろから意識していくことが大切だと思います。

日本で起こる災害は、地震、台風、大雨、以外にも、噴火、雪害、様々なものがあります。
2022年も、色々な視点から、皆さんに少しでも防災の大切さを伝えられたら、と思います。

2月22日公開:④未来につなぐ

参考動画
日テレNEWS24 2021年10月23日
「マイ・タイムライン」作成で見えてきたものは
動画はこちら

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