「いえ、私は内装とショーのプロデュース担当。経営は違う会社がやっているので、私はお金を負担していません」
トラブルについて、「それは全然ないです!」と否定するはるな。改めて営業再開について聞いてみると、「年内を目標にしています。たぶん、年内には……」と答える。繰り返すその言葉はまるで、自分に言い聞かせているかのようでもあった――。
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だが直撃の後、編集部に出資者の1人である男性から電話がかかってきた。男性は「改めて経緯をきちんとご説明したい」として、こう語り始めた。
「私どもは『Tokyo Ruby』をただのショーパブで終わらせるつもりじゃなくて、東京の観光名所にしたいと考えております。そしてLGBTの理解を広めていきたいですし、ニューハーフやダンサーにとっての登竜門にもしたい。そんな志のもと、出資いたしております。しかしあまりにもバタバタでオープンしてしまったため、十分な準備ができていませんでした。そのため7月31日でいったんクローズし、改めてオープンしようとしているのです」
わずか10日で閉店していたとは……。さらに出資者男性が、こう続ける。
「実はビルに入っている中華料理店のダクトからの排気が、そのまま『Tokyo Ruby』に来ていたんです。当初は『ニオイは出ないから』との説明を受けていました。しかしオープン前日に突然、中華料理のものすごいニオイが充満し始めて……。開店祝いに藤原紀香さん(47)や片岡愛之助さん(46)なども来ていただいたのですが、ほとんどの人がニオイに絶句。『なんなの、このニオイ! まるでラーメン店じゃない!』と言う方もいらっしゃいました。ただダクト問題についても工事する方向で話を進めておりますので、今後は改善するかと思います。営業も、遅くとも12月1日までには再開できると考えております」
“異臭騒動”にも負けず、はるなは絶対あきらめない姿勢で再開を目指している――。