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【防災用品担当バイヤー対談】第1回 これが売り場づくりの最前線だ

防災ニッポン

生活雑貨大手の東急ハンズとロフト。バイヤーの目利き力による旬の品ぞろえで支持を得てきた両社の防災用品担当バイヤーが初めて対談し、防災用品のおすすめグッズなどについて語ります。プロの目にはどんな防災グッズが魅力的にうつるのか。両社がそろって推す最強グッズとは!? (全5回)

第1回は、東急ハンズとロフトの防災用品の売り場づくりについて、東急ハンズ商品戦略部MD企画グループチーフバイヤーの大仲秀孝さんとロフト商品本部生活雑貨部チーフバイヤーの秋野真弓さんが意見交換。「防災にかかわる商品を置くことが社会貢献につながる」と防災に携わる小売り部門の代表同士が思いを語り合う場面もありました。

東急ハンズ大仲さん(左)、ロフト秋野さん

「お住まいの地域ならこのグッズを」売り場から情報発信

東急ハンズ 大仲さん(以下東急ハンズ 大仲) 防災用品は「何を選べばよいのかわからない」というのがお客様にとってのハードルの一つだと思います。このため売り場はモノだけそろえておくのではなく、現在、起きている災害などを例に、避難する際のポイントやこうした災害に備えるための商品をお知らせするなど情報発信の場としています。また、全国の各店舗ではそれぞれの地域のハザードマップを店頭に掲出するなど、地元に根差した防災対策をテーマに必要なモノや情報がわかりやすい売り場を目指しています。

ロフト 秋野さん(以下ロフト 秋野) 防災用品については、お客様に向けて、私たちがおすすめしたい商品を店頭ではその理由もあわせて紹介しています。今までは防災用品の売り場は漠然と展開していましたが、「そなえるくらし」という大きなタイトル看板を設け、お客様に分かりやすいように関連商品を展開しています。入学や入社など新生活をスタートさせる方が多い春に向けては、初めてそろえる防災用品といったテーマを打ち出していきます。

防災意識を高める多彩な品ぞろえ それこそが社会貢献

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東急ハンズ 大仲 私たちは1976年の創業時から、防災用品の売り場について、いわゆる「ガチ」の防災対策をとるために必要な商品をそろえてきました。ロフトさんは防災用品について「いかに日常生活に落とし込むか」をとてもよく考えていらっしゃるなあと感じます。一人の消費者の立場で見ると、とてもわかりやすいです。

ロフト 秋野 うれしいですね。ロフトのような店舗では、防災用品についても「普段から使ってみてください」といったスタンスで提案しています。ハンズさんは「これはどこでみつけてくるの」といったはっとさせられる品ぞろえで、さまざまなものを細部にわたって展開されていますね。ロフトは、展開売り場も決して広くはないですし、ハンズさんの売り場をみると「これだけ売り場があったらなあ」と思っています。

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