解説
おもちゃの世界を舞台にしたピクサーの人気シリーズの第3弾にして初の3D映画。カウボーイ人形のウッディやバズ・ライトイヤーらの持ち主アンディは大学進学が決定し、おもちゃを整理することに。だが母親の手違いなどにより、おもちゃたちは近所の保育園に寄付されてしまう。アンディに捨てられたと思いこみ傷心のおもちゃたちだったが、ウッディはただ一人アンディを信じて保育園からの脱出を試みる。製作総指揮にジョン・ラセター。監督は「モンスターズ・インク」のリー・アンクリッチ。
(提供元:映画.com)
三度の飯より映画ファンさん ★★★★★
前作から10年、おもちゃたちの大冒険が帰ってきました。ウッディとバズ、そしておもちゃの仲間たちが、新しいおもちゃと一緒に再び波乱万丈な旅へと繰り出します。ディズニー&ピクサーが贈る大人気シリーズ第3弾。シリーズのファンがとても多く、物語を見れば涙が溢れてくる名作中の名作です。
カウボーイ人形のウッディとバズ・ライトイヤーのデコボコバディはむろん健在。しかし第3弾となる本作では、おもちゃの持ち主アンディは17歳の青年に成長し、大学進学のため家を離れることに。もうおもちゃで遊ぶこともありません。「子どもはいずれ大人になる。おもちゃで遊ばなくなる」という、視聴者の多くが経験してるだろうテーマはずっしりと心に響きます。
アンディは荷造りのさい一番お気に入りのウッディを手元に残し、バズやほかのおもちゃを屋根裏部屋へしまうことに。ところが手違いから彼らはゴミに出されてしまいます。「捨てられた」と誤解してショックを受けるおもちゃたち。見ていて「違うんだよ!」と思わず言いたくなりました。
個人的には映画冒頭の、ホームムービーを通してアンディが大好きなおもちゃと遊ぶ姿、ウッディと一緒にはしゃぐ姿、そして少しずつ成長していくアンディと唐沢寿明が歌うウッディのアンディを慕う気持ちのBGM……ここですでにノックアウト。もう涙腺崩壊でした。「ちょっと泣ける映画が見たい」という人がいたらまずこの作品を見てほしいですね。ちょっとどころじゃなく、号泣必至です!