今年初戦の静岡(【2】【2】【4】)初日でいきなり2万2910円と万券に絡んだ。追い込み選手だけに目立たないが、昨年はGI全6戦に出場し、10月弥彦親王牌4走目3着が12万円、8月いわき平オールスター(【8】【8】【1】【3】)の後半2戦が1万円オーバーだった。GIIIも10月久留米3戦目1着が2万円。地元地区以外では人気になりそうになく、ここも1本は高配当を出す。
【狙い目の伏兵3人】
上野雅彦(香川・119期)にとって、ホームバンクの記念は晴れ舞台だ。すでにGIIIで2度1次予選を突破している。師匠の福島武士(1班)も走る。そのアドバイスを得て、目標は初の準決勝進出だ。
村上竜馬(広島・115期)は、前走の立川記念最終日の逃げ切りがみごとだった。それまでの3戦は持ち味を発揮できなかったが、どこか吹っ切れたような快勝劇。主導権を取れれば押し切りがある。
村上と同期の磯島成介(青森)は、競輪界の一大勢力「坂本ファミリー」の一員。昨年12月に特昇し、S級初戦だった前走の大垣(【6】【2】【4】)の2日目は、よく粘っていた。後半戦で前残りがある。
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山口健治(やまぐち・けんじ):1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。