だが該当の建物関係者は、これを否定している。
「アクロソウルフォレスト」について

「アクロソウルフォレスト」は、韓国の大手ゼネコン「大林産業」が施行と施工を行った住商複合マンションで、マンション2棟、オフィス1棟で構成されており、地下7階、地上49階規模だ。
アクロソウルフォレスト業務棟には、SMエンターテインメントをはじめ、カーシェアリングサービス Socar、物流会社 現代グロービスなどが入っている。
施行当時、大林産業側は「100年経っても安全で、子々孫々受け継ぐことができる、100年住宅」を標榜し、大地震にも耐えられる耐震設計を導入していると宣伝していた。
「揺れ複数回、出社したくない」

20日、会社員の使用するネット掲示板には「アクロソウルフォレストが揺れた」という投稿がされた。これを書いたユーザーは、社屋崩壊の前兆現象が多数発生したとし、一日中建物に振動があり、一部の床が飛び出し、天井漏水も起きただけでなく、エレベーターからは異様な音が聞こえ、階下では窓ガラスにひびが入ったと主張。
同じく入居している他会社社員らの目撃談も続いた。あるSMエンターテインメント社員は「これまでもたまに揺れを感じることはあったが、今日は今までの中で一番すごかった。全社員が驚いていた」としている。
他の社員も「今日は3回も揺れを感じたから、明日は会社に来ないつもりだ」と恐怖に怯える心境を吐露。
SMエンターテインメントの別の社員も「揺れがすごくて怖かった」、「安全診断申告をしなくてはいけないのではないか」と語った。
だが、同じSM社員と言っても揺れを感じなかった人もいる。他の階で働く社員も揺れを感じなかったという者、揺れを感じたという者とに分かれた。
アクロソウルフォレスト業務棟で働く一部社員らは、こうした状況でも会社に出勤するよう強要した経営陣に、強めの批判を飛ばしている。
該当の事象は確認できていない
掲示板に上がった文は急速に拡散されている状況だが、アクロソウルフォレスト側は、この事実を一部否認している。
関係者によると、掲示板の内容、崩壊の前兆現象は事実ではなく、調査も実施したが該当の症状は見当たらあなかったという。
事前災難支援システムなどに測定されないほどの微細な揺れが発見されはしたが、今回とは関係ないとしている。
だが上記の内容が掲載された日、消防に「建物が揺れる」との通報があったことは確かであることが確認された。出動した消防は特に異常は見つからなかったとしている。
安全に問題がないというのであれば一安心だが、地下7階に地上49階のアパートというのは聞くだけでも少し恐怖を覚える…。