湯川れい子「闇の部分も含めて本当のアメリカを見せてくれた」人生と映画について語る「この映画が観たい」に登場

湯川れい子「闇の部分も含めて本当のアメリカを見せてくれた」人生と映画について語る「この映画が観たい」に登場
CS映画専門チャンネル「ムービープラス」で放送中のオリジナル番組「この映画が観たい」は、様々な分野で活躍する著名人の方々にかけがえのない“映画体験”と、それにまつわる人生のエピソードをお聞きする番組です。
10月は、音楽評論家で作詞家の湯川れい子さんが登場。彼女がセレクトした映画「赤い靴(1948年)」 「エデンの東(1955年)」 「ウエスト・サイド物語(1961年)」 「スタンド・バイ・ミー(1986年)」 「キリング・フィールド(1984年)」の5作品について、番組で熱く語っていただきました。

<湯川れい子さん 収録インタビュー>
「エデンの東」は、大人の価値観と若者の価値観がぶつかり合った時代の作品で、翌年の1956年に、エルヴィス・プレスリーが世に出てくることから考えても象徴的です。この作品の主題曲「East Of Eden」は、日本のラジオのザ・ヒットパレードで1年半もの間1位をとりました。それくらい、新しい音楽に出会う機会もなかったような時代だったんですね。この映画の主人公のような家庭環境とは違っても、傷つきやすい青年の痛々しさはよく分かったし、私の場合は自分の価値観と、周りの大人たちが望む私の姿にはものすごく大きな隔たりがあったので、私は私でありたい、という思いを強く持っていたけれど、好きな職業にどうやったら就けるのかも分からなかった。映画の中の世界には私の知っている環境とは全然違う家族のことが描かれてはいても、親子の間の断絶がテーマにもなっていて、共感できました。この映画を観て、アメリカという国に広がる、見当もつかないほど広大な大地を見に行きたくなりました。実際、アメリカに行くきっかけにもなりました。そこまで思わせたのは、エルヴィスのようなロックンロールミュージックが世に出てくる一年前の映画であったことも大きかったのかもしれません。

「ウエスト・サイド物語」は、日本のショービジネスにとって大きな転換点になった重要な作品だと思います。映画の舞台になったニューヨークは、スペインやイタリア系など移民たちが住む地域が混在しています。その移民同士の対立を描いているという点でも鮮烈な印象を受けました。この時代には、やがてジェニファー・ロペスのようなプエルトリコの血をひく大スターがうまれるなんて夢にも思わないくらい彼らは陰の存在だったのですから。この映画は、闇の部分も含めて本当のアメリカを私たちに見せてくれました。そして、俯瞰で始まる冒頭シーンやダンス、音楽も素晴らしかった。私だけではなく、日本のあらゆる舞台や衣装、音楽にも大きな影響を与えてくれた映画だと思います。

そのほか、オールタイム・ベストに挙がった作品のお話に加え、音楽評論家や作詞家として活動し始めた頃のことや、今後やっていきたいことについてなど、貴重なエピソードが満載の「この映画が観たい#61 〜湯川れい子のオールタイム・ベスト〜」。ぜひ、ムービープラスでご覧ください。


「この映画が観たい#61 〜湯川れい子のオールタイム・ベスト〜」
初回放送:10月1日(月)23:00〜23:30
再放送:10月3日(水)18:30〜19:00、12日(金)10:30〜11:00、16日(火)18:15〜18:45、23日(火)深夜3:00〜3:30、29日(月)18:00〜18:30

湯川れい子 プロフィール
昭和11年、東京都出身。昭和35年、ジャズ専門誌「スウィング・ジャーナル」への投稿が認められ、ジャズ評論家としてデビュー。その後、17年間に渡って続いた「全米TOP40」(旧ラジオ関東・現ラジオ日本)を始めとするラジオのDJ、また、早くからエルヴィス・プレスリーやビートルズを日本に広めるなど、独自の視点によるポップスの評論・解説を手がけ、世に国内外の音楽シーンを紹介し続け、今に至る。また、作詞家としては代表的なヒット曲に「涙の太陽」、「ランナウェイ」、「六本木心中」などがあり、「FNS歌謡祭音楽大賞最優秀作詞賞」など、数多くの受賞歴を持つ。

「この映画が観たい」公式ページ 

http://www.movieplus.jp/guide/mybest/


更新日:2018年9月26日
提供元:music.jp ニュース

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