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センバツ有力の学校でトップクラスの強打を誇る明秀学園日立。徹底したフィジカル強化で大化け

高校野球ドットコム

 ほとんどの高校生は高校入学まで本格的な筋トレをする経験がないだろう。小久保もその1人で、「最初はやり方も分からなかったですし、全く持ち上げることができなかった」と振り返る。それでも、この2年間で、ベンチプレスは95キロ、デッドリフトは150キロを持ち上げることができるようになった。指導者らによると、試合に出場している選手ほど意識が高く、数値も高い選手が多いという。レギュラーたちは、主体的にパフォーマンスアップに務めているが、チームとしては、試合に出ていない選手たちの意識を高めることが課題となっている。

 選手にとってベンチ入りすることが目標だが、もしそれが叶わなくても、本人が望む限り、野球は続けることができる。野球部の指導者の多くは大学以上でプレーしており、フィジカルを強化した選手と、しなかった選手で明暗が分かれることを知っている。だからこそミーティングで何度も説いているのだ。

 ハードなトレーニングだからこそ、食事にも目を向ける。チーム屈指のスラッガー・武田 一渓内野手(2年)は「食事も気を遣うようになりましたし、タンパク質は1日あたり、どれくらい摂取すればいいか考えるようになりました」と栄養面まで考え、小久保も「三食だけじゃ、練習量に追いつかなくて(体重が)減っていってしまうので、補食だったり、プロテインだったりを多く摂っています」と語る。なるべく早く就寝をして、睡眠時間を確保するようにも努めているという。

 ウエイトトレーニングでは正しいフォームで自分の限界に挑戦する。激しいトレーニングで消費したエネルギーを補うために、食事も自分で考えて栄養を摂取する。シンプルかもしれないが、明秀学園日立の選手たちは、そのことに愚直に取り組んだからこそ、一歩上のパフォーマンスが実現できているのだろう。

 金沢監督は今年のチームをこう評する。

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「スケールの大きさでいえば、私が光星(八戸学院光星)の総監督だった時の、北條 史也(現阪神)、田村 龍弘(現ロッテ)がいた代より上です」

 恵まれたポテンシャルを発揮すべく、金沢監督は高度な打撃技術論を選手たちにたたき込んできた。今年の選手たちはどんな成長を遂げてきたのか?それは次回紹介したい。

(取材=河嶋 宗一)

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