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4人の若者が現状打破のためにやったのは12億の窃盗事件!?「アメリカン・アニマルズ」(2019)

エンタメウィーク(映画)

4人の若者が現状打破のためにやったのは12億の窃盗事件!?「アメリカン・アニマルズ」(2019)

解説

2004年に4人の大学生が時価1200万ドル(約12億円相当)のビンテージ本強奪を狙った窃盗事件を映画化。ケンタッキー州で退屈な大学生活を送るウォーレンとスペンサーは、くだらない日常に風穴を開け、特別な人間になりたいと焦がれていた。ある日、2人は大学図書館に保管されている時価1200万ドルを超える画集を盗み出す計画を思いつく。2人の友人で、FBIを目指す秀才エリック、すでに実業家として成功を収めていたチャズに声をかけ、4人は「レザボア・ドッグス」などの犯罪映画を参考に作戦を練る。作戦決行日、特殊メイクで老人の姿に変装した4人は図書館へと足を踏み入れ……。エバン・ピーターズ、バリー・コーガン、ブレイク・ジェナー、ジャレッド・アブラハムソンの4人が犯人の大学生役で出演。監督は、ドキュメンタリー映画「The Imposter」で英国アカデミー賞最優秀デビュー賞を受賞したバート・レイトン。
(提供元:映画.com)

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三度の飯より映画ファンさん ★★★★★

2004年、鳥類学の分野で最高傑作と称され、時価12億円の価値を持つジョン・ジェームズ・オーデュポン著の書籍『アメリカの鳥類』が強盗犯に狙われる。価値の大きさから世間の注目を集めたこの事件だが、なんと犯人は地元ケンタッキーに住む4人の大学生だった……。そのセンセーショナルに溢れた実話を基に制作されたのが本作です。

予告や内容を見て『オーシャンズ11』や『グランド・イリュージョン』のような、スタイリッシュでクレバーなクライム映画を想像していましたが、いい意味でも悪い意味でも、かなり裏切られる内容になっています。

というのも、この強盗事件は成功していません。しかも、スタイリッシュさもクレバーさもまったく無い、グダグダな結末を迎えます(笑)。ただ、この映画の本質はクライム映画ではなく、言うなれば、若者が抱えるモラトリアムを描いた青春映画なんです。

一歩手前まで迫っている社会への進出、就職をして量産的な人間になる未来に絶望し「何か面白いことやろうぜ」という漠然な動機で動き出す四人。見ている側からすれば、失敗する未来しか見えないのですが、根拠のない自信を持って突き進む若い彼らを見ていると、不思議と応援したくなります。

今作で監督を務めたのは、バート・レイトン。多くのドキュメンタリー作品を手掛けてきた彼が描くストーリーは、あまりにもリアル! そして、斬新すぎる手法によって描かれる四人の姿に思わず、感情移入してしまい、5人目の仲間としてそこにいる錯覚さえしてしまいます。

彼らのしたことは犯罪で、決して許される事ではないです。けれど、あの時こうしていれば……と、大人になるほど膨れあがる後悔を呼び起こし、これからの人生の軌跡を考えさせてくれる大切な作品です。


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