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2022年に転職活動するならおさえておきたい3つの今どきキーワード

キャリア50

「パーパス」は企業固有の「存在意義」を示す概念で、似たような言葉に「ミッション」と「ビジョン」があります。

しかし「何を行うべきか(WHAT)」を示すミッションや、「どこを目指すか(WHERE)」を示すビジョンが未来志向の言葉であるのに対して、「なぜ社会に存在するか(WHY)」を示すパーパスは、現在の社会とのつながりを強く意識した言葉といえるでしょう。

現代はVUCA(変動・不確実・複雑・曖昧)と呼ばれ、多くの人々が先を見通せない不安を抱えている時代です。

そのような中、パーパスを掲げる企業は従業員に「何のために働いているのか」を明確にさせ、組織の一体感を生み出すことができます。またパーパスは企業のサステナビリティ向上にも寄与することで、ステークホルダーの共感を獲得することも可能です。

転職活動では企業がパーパスを明確にしているか、どのようなパーパスを掲げているか、といった視点を持ちましょう。

キーワード3:α世代

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「α世代」は「Z世代」に続く、2010年代以降に生まれた世代を指す言葉。

「〇〇世代」という言葉は、とくにマーケティングの文脈で用いられるケースが多く「世代ごとの価値観・購買活動の違い」に注目した考え方です。変化が激しい時代において企業が消費者からの共感を獲得し続けるためには、このような世代ごとの特徴を踏まえた事業活動が欠かせません。

例えばデジタルネイティブな環境で育ったα世代は、ほかの世代と比べると「プライバシー意識が高い」「フェイクニュースに流されにくい」「テクノロジーに依存しない」などネットリテラシーの高さに特徴があります。

また「サステナビリティへの感度が高い」「ステレオタイプな考えを嫌う」「創作意欲が強い」といった価値観も特徴的。

時代の変化に敏感な企業は、α世代が社会進出する2030〜40年代を見据えて、すでに情報収集・商品開発・組織改革を進めています。

近い将来「α世代の上司」になる50代会社員にとっても、企業の世代意識は転職活動での重要な注目ポイントといえるでしょう。

今どきキーワードを知ると働き方も変わる

今回紹介した3つのキーワードは「企業が意識していれば個人には関係ない」というものではありません。とくに管理職の立場になる50代会社員には、深い理解が求められるキーワードといえるでしょう。

転職活動においては3つのキーワードを履歴書の自己PR欄や面接で使うことで、時代に敏感な人材であるという印象を与えられるはずです。

また現代の企業のあり方や若者の価値観を、自分自身の仕事観・人生観と照らし合わせてみると「自分の考えは古いかもしれない」「こういう生き方もあるのか」と新たな発見があるかもしれません。このような発見は転職活動の際には頼もしい武器になるでしょう。

ぜひキーワードを「自分事」に置き換えて、転職に活かしてみてくださいね。

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