
先行きの見えない時代。転職活動で「伸びそうな会社」や「ホワイト企業」を見極めるには、具体的にどのような点に注目すればよいのでしょうか。
今回はそんな悩みに答えて、転職活動の軸となるキーワードとして「サステナビリティ」「パーパス」「α世代」の3つを紹介していきます。3つのキーワードを意識して転職先を探せば「優良企業」を見つけられる可能性がかなり高まるはず。
転職先選びで失敗したくないとお考えの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
キーワード1:サステナビリティ
最初に紹介する「サステナビリティ」は、現代人のニーズだけでなく、環境・社会・経済領域におよぶ「次世代のニーズ」に応えることで「持続可能」な社会の実現を目指そうとする姿勢です。
サステナビリティが注目された背景には、2015年に国連サミットで世界共通の目標「SDGs」が採択されたことがあります。SDGsは日本でも学校教育に取り入れられたり、メディアで積極的に扱われたりと広く普及しました。
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これにより多くの消費者が、商品・サービスの質や値段だけでなく、環境配慮などのサステナビリティを踏まえた購買活動を重視。また投資家はサステナビリティの意識がある企業を「将来性のある企業」とみなす傾向にあります。
さらに現在は企業の社会的責任を指す「CSR」にも関心が高まっています。
CSRとは企業が単に利益を追求するだけでなく、社会の一員として、消費者・取引関係先・投資家・従業員といった「ステークホルダー」からの要求に、適切に意思決定をすること。その意味でSDGsもCSRの一環ととらえることが可能です。
企業のCSRへの取り組みは、従業員の「社会に貢献しているという」という意識につながり「従業員満足度の向上」や「離職率低下」にも影響することがわかっています。
CSRとしてSDGsに取り組む企業は、将来性があり従業員満足度の高い「優良企業」である可能性が高く、転職の際には「狙い目」といえるでしょう。