伊集院といえば、「ラジオの帝王」と呼ばれ、ラジオリスナーから絶大な支持を集めるビッグスター。さらに、『伊集院光とらじおと』は、2016年まで30年続いたTBSラジオの看板番組『大沢悠里のゆうゆうワイド』の後継番組だ。次にスタートする番組のMCには大きなプレッシャーがかかることになる。
その最有力候補として名前が挙がっているのが、冒頭のとおりパンサーの向井慧だというのだ。決まれば、36歳という若手お笑い芸人の大抜擢となる。
「確かに、TBSラジオは爆笑問題さんや山里亮太さんなど錚々たる人気お笑い芸人をMCとして抱えています。でも、じつは向井さんは主婦層に絶大な人気があり、朝から落ち着いて聞ける声として評判が高いんですよ。麒麟・川島より下の世代では、情報番組のMC候補として業界では真っ先に名前があがるぐらい“仕切り”のうまさには定評もあります。しかも、ギャラは伊集院さんの半額程度に抑えられるそうです。フレッシュで実力もあり、安い。これほどの適任はいませんよ」(前出・ラジオ業界関係者)
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大抜擢の理由は、向井の“ラジオ愛”だと語るのは芸能記者だ。
「向井さんは中学生の頃に『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)を聴いて芸人を目指したという根っからのラジオ好き。現在、『#むかいの喋り方 』(CBCラジオ)、『パンサー向井のチャリで30分』(ニッポン放送)など合計3本のラジオ番組を持っています。ファンからは向井さんがやっている仕事のなかでラジオがいちばんおもしろいと評判です」
後継番組のMCを務めると、毎週月曜日から木曜日まで午前中は生放送でスケジュールが埋まる。「パンサー」の活動に支障はないのだろうか。
「確かに、スケジュールはかなりタイトになりますが、解散は絶対にないでしょうね。尾形(貴弘)さんも菅(良太郎)さんも以前組んでたコンビではぱっとしませんでした。2人は向井さんに引き上げられてもらったという感覚なんです。向井さんに感謝しているはずで、向井さんのラジオにかける想いを応援するのではないでしょうか」(前出・芸能記者)
「最終的な後任の発表は3月下旬」(ラジオ業界関係者)とのこと。向井の大抜擢、サンキュー!