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中江有里「10代の頃とは体も全然違うし、本当に思い通りにならない…」歌手活動再開でぶつかった“壁”、28年ぶりのアルバム制作裏話を披露

TOKYO FM+

住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。“頑張るプロフェッショナルの女性の素顔に迫る”をテーマに、各界で活躍されている素敵な女性をゲストに迎えて話を伺うコーナー「Blue Ocean Professional supported by あきゅらいず」。

1月17日(月)のゲストは、女優・作家・歌手として活動する中江有里さん。今回の放送では、2021年1月にリリースした28年ぶりとなるアルバム『Port de voix(ポールドヴォア)』について語りました。


中江有里さん、住吉美紀


1989年に、アイドル雑誌の美少女コンテストでの優勝をきっかけに芸能界入りした中江さん。1991年にシングル「花をください」で歌手デビュー。5枚のシングル、2枚のアルバムをリリース後、数多くのテレビドラマ、映画に出演します。

昨年1月に28年ぶりとなるアルバム『Port de voix』をリリースし、10月には小説「万葉と沙羅」(文藝春秋)を出版。自身の誕生日である12月26日(日)には、1年10ヵ月ぶりのライブ「Bon anniversaire !(ボナニヴェルセール!)」を東京・渋谷で開催するなど、多方面で活動しています。


中江有里さん


◆歌手活動を再開したきっかけは?

住吉:トピックス満載の2021年でしたね。ご本人にとってはどんな1年でしたか?

中江:本当にあっという間でした。一つひとつのことに向き合っているうちに1年が過ぎてしまったという感じです(笑)。

住吉:コロナ禍でできることが限られている部分もありますよね。

中江:おっしゃる通りです。

住吉:昨年は、2020年よりも動ける瞬間がありましたもんね。改めて感じましたけども、中江さんは本当に多彩ですね。まずは音楽のお話を伺います。2019年に歌手活動を再開されましたが、それまでは歌うことを封印されていたんですか?

中江:封印ってことでもないんですけども(笑)。1990年代に2年ぐらい歌っていた時期があるんですけど、そこで終わりだって思っていたんです。20数年ぶりに歌を再開するきっかけになったのは、私が10代の頃に歌詞を書いていただいた作詞家・松井五郎さんとお会いしたことでした。

実は、当時はお目にかかったことがなかったんです。2017年に松井さんがトークショーを開催されたときに、普通に聞きに行ったんです。

住吉:お客さんとして?

中江:そうそう。それで「ここまで来たんだからご挨拶したほうがいいかな」って思ったんです(笑)。トークショーで(松井さんの)本を購入し、サインの列に並んで「サインをください」って言ったんですね。名前を聞かれたので「中江有里です」って言ったら「えっ!?」て顔をされました(笑)。

住吉:面白い(笑)。

中江:それが初対面なんですけどね(笑)

住吉:すごい。ドラマみたい。そこから交流が生まれたんですか?

中江:そうなんです。ただ、歌の話はまったくしていませんでしたね。私は小説を書いているので松井さんに献本したところ、感想が詩の形で届いたんです。「作詞家なので詩の形にしてみました」というお言葉をいただき、びっくりしました。

次(の作品)は、本になっていないゲラ(印刷物の試し刷り)の段階でお送りして、事前に「詩をいただいた際は帯などで使わせていただきたいです」とお願いしたら、松井さんが快諾してくださいました。

詩が届いたときに「中江さんってもう歌はやらないの?」って聞かれたんです。「20数年間歌っていません」とお答えしたら、いただいた詩の曲が突然届いたんですよ(笑)。

住吉:ええ~!? すごい!

中江:「これは歌えってことなのかな?」って思いました(笑)。

住吉:それがきっかけで歌を再開したのですか?

中江:そうなんですよ。そして、松井さんとご一緒するトークショーで26年ぶりぐらいに人前で歌いました。しかも新曲を(笑)。

住吉:松井さんの前で歌うなんて、めちゃくちゃ緊張するじゃないですか(笑)?

中江:すごく緊張しました。人前で歌うことも全然していなかったので「本当に歌えるのかな……」と半信半疑でしたが、それがきっかけとなって「もう1回、音楽をやってみよう」と思えるようになりました。

でも、再開した頃は、自分へのダメ出しが激しかったです(笑)。10代の頃とは体も全然違うし、ずっと歌っていなかったこともあって、本当に思い通りにならない。その壁にぶつかった矢先のコロナ禍ですよ。

住吉:そうかあ。

中江:正直、「これは無理ってことなのかしら……」って思いましたね。だけど、コロナ禍で人と会えないから、家で歌い続けることができるようになったんですよ。

住吉:なるほど。

中江:松井さんから、「YouTubeチャンネルで歌を歌ってみよう」というご提案をいただきました。これまでレコーディングスタジオでしか歌ったことがなかったのですが、家でiPhoneに歌を吹き込みました。その音源をお送りするやりとりをすることで、自分が音楽と向き合う時間ができました。

住吉:それでアルバムがリリースとなり、最新曲の制作につながったわけですね。


昨年末12月26日、中江さんのお誕生日に開催されたライブから


◆人は本、音楽、映画、ラジオを通じてつながれる

住吉:中江さんの最新小説「万葉と沙羅」が昨年秋に発表されました。通信制の学校に通う少年少女が、数々の本を通して自分たちの未来を模索していく青春小説です。中江さんご自身が通われていた通信制の高校や大学の経験も反映されているそうですね?

中江:そうですね。

住吉:装丁も素敵です。私もゆっくりと味わいながら作品を楽しませていただいております。

中江:ありがとうございます。

住吉:歌も文章も中江さんと同じく、本当にきれいでピュアで美しいんですよ。作中では「ごんぎつね」「草の花」といった、実在する名作もたくさん登場します。読書の幅を広げる指南書としても参考になりますね。

ちなみに、“このタイミングでこの作品を出したかった”っていう思いはあったのでしょうか?

中江:この本を書いている途中にコロナ禍になったんです。主人公と幼馴染のなかにコロナ禍を入れ込むかどうか悩みましたが、結局、入れませんでした。でも、この2人は物語の大半は会っていないんですよ。それはやっぱり「人と距離を作らなければいけない」という現実を反映させたかったからなんですね。

住吉:なるほど。

中江:だけど、2人の間には本があるんですよ。本のおかげでつながれるんです。作中では本ですが、音楽、映画、ラジオなどでもいいと思うんです。人間って、間に何かがあることによってつながれるんじゃないかな? ってことを、奇しくも書いている途中で思ったんですよ。まさか世の中がこんなふうになるとは思ってもみませんでした。


昨年秋に発売された、中江さんの最新小説「万葉と沙羅」



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聴取期限 2022年1月25日(火)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト: http://www.tfm.co.jp/bo/
特設サイト: https://www.tfm.co.jp/bo/aky/

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