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JR東海、33年ぶりに深津絵里なぜ起用? コロナ禍で伝える「変わらない」価値…広報明かすCMの狙い

J-CASTニュース

JR東海が2022年1月16日に放映開始した新CM「会うって、特別だったんだ。」が反響を呼んでいる。山下達郎さんの「クリスマス・イブ」で記憶されている同社のCM「クリスマス・エクスプレス」シリーズ以来約33年ぶり に深津絵里さんが出演したためだ。

当時のCMではホームで恋人を待っていた深津さん。2022年版は商用で東海道新幹線に乗るビジネスパーソンを演じている。2つのCMにJR東海が込めたコンセプトには共通点もあるが、新型コロナウイルス禍の社会を反映させた構成となっている。

33年前はカップルとして

新CMは出張の帰路、新大阪駅から東京行き列車に乗車した深津さんの回想で進む。大阪で打合せを終え、別れ際に相手とマスクを外し合い「会うって、特別だったんだ。」とのテロップが浮かぶ。曲は3人組バンド「odol」が書き下ろした新曲「望み」が流れる。

1988年の「クリスマス・エクスプレス」はJR東海発足2年目、山下達郎さんの「クリスマス・イブ」を初めてCMに採用した。こちらで深津さんはホームで恋人を待つさまを演じ、列車が去ってようやく待ちわびた彼が現れる。

「クリスマス・エクスプレス」は翌年からも牧瀬里穂さん(89年)・高橋里奈さん(90年)・溝渕美保さん(91年)・吉本多香美さん(92年)を起用して制作され、時代を象徴するCMの一つに。いずれもクリスマスイブに会いに行くカップルを描いた。

「『クリスマス・エクスプレス』シリーズには『東海道新幹線は人と人を結びつけるもの』というメッセージが込められていましたが、これは当時の放映から30年以上経った現在も変わらないものであり、東海道新幹線はこれからも皆様の『会う』を支え続けていきたいという想いを伝えるには深津絵里さんが最適と考えました」

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とJR東海東京広報室は新CMでの深津さん起用理由を説明した。

テレワーク時代でも狙うはビジネスパーソン?

2022年のCMコンセプトはビジネスシーンが舞台になった。本作でもJR東海は人と人が直接会うことの価値をアピールしているが、舞台は88年のCMと大きく異なる。

「新型コロナウイルス感染症の影響で世の中は一変しました。―「『会いたいのに、会えない』という日々を経験する中で、”会うことの価値”をもう一度見つめ直したい。」―今回のCM キャンペーンはそんな想いから始まりました」として、JR東海東京広報室は企画コンセプトを明かす。

「深津絵里さんを起用した(編注:クリスマス・エクスプレスの)第1作は『会うのが、いちばん。』というキャッチコピーで展開し、多くの反響をいただきました。あれから33 年。時代は変わり技術は進歩を遂げても、人と人の『会いたい』という気持ちはきっと変わりません。新型コロナウイルス感染症に気をつけながら過ごす日々が続きますが、会いたい人に安心して会いに行けるその日に向けて、東海道新幹線はこれからも皆様の『会う』を支え続けてまいります」

2019年まで輸送人員がうなぎ上りだった東海道新幹線は輸送一辺倒からニューノーマルへの対応も図っている。2021年10月1日から「のぞみ」7号車をビジネス環境に特化した「S Work車両」に設定、専用Wi-Fiを設け、さらにN700S使用列車ではパソコン機器貸出を可能とする。最繁忙期を除いてEX予約・スマートEX専用車としてテレワークできる環境を整えた。22年春以降はN700Sの7号車と8号車の間の喫煙ルームを試験的にビジネスブースに改装し、ミーティング等にも使えるようにする。

コロナ前の東海道新幹線は約7割がビジネス客で占められていた(ジェイアール東海エージェンシー2018年データ)。テレワークが普及した現在においてもビジネスパーソンはJR東海の主要な顧客だ。

「東海道新幹線はこれまで、多くのビジネスパーソンの皆様にご利用いただいてきました。 今回のCMを通して、東海道新幹線をご利用されるビジネスパーソンの皆様の『会う』を応援していきたいという想いを込めました」

と同社は話している。

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