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RADWIMPS「MAKAFUKA」は生と死を歌っている?歌詞とMVから意味を徹底考察!

UtaTen

RADWIMPS新曲がスマホゲーム「グランサガ」テーマソングに決定


▲RADWIMPS-MAKAFUKA【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

2021年11月5日に配信リリースされたRADWIMPSの新曲『MAKAFUKA』。

11月18日よりサービスを開始したスマートフォン向けアプリゲーム「グランサガ (Gran Saga)」のテーマソングとして書き下ろされました。

ゲームの枠を超えた映画さながらの映像とストーリーの壮大な世界観にマッチする、力強さも儚さも感じるような美しい音楽に引き込まれます。

また、楽曲の配信日に公開されたMVも楽曲の雰囲気を引き立てる神秘的な映像に仕上がっています。

今回はそんなMVで描かれる内容を中心に歌詞を考察していきましょう。



幻想的な森の中で野田洋次郎がピアノを弾きながら歌う冒頭のこの歌詞では、主人公の「僕」が「君」への想いを伝えています。

主人公にとって「君」の存在は、挫けそうな心を立て直すための勇気と力をくれるほど大きく大切なもののようです。



ある女性は家族のためにたくさんの料理の作り置きを用意し、黒いドレスを着て出かけていきます。

そんな風に人は毎日を暮らしながら生きる「意味を探す」人生を過ごしていて、その中で主人公は1つの仮説を立てます。

「この世の入口で開けっ放したあのドア」というフレーズは、死を意味していると解釈できそうです。

そうであれば、自分の生きる意味は「どのように死を迎えるか」にあるかもしれないと考えていると考察できます。

あなたのおかげで大切な君に出会えた





しかし「意地悪な神様」はどこかで待っている死という「ドア」を簡単には見つからないようにしています。

だからこそ誰もが死を思いながら必死に人生を生きているのでしょう。

それでも死を見つかりにくく作ってくれた神様と恋をした相手という二人の「あなた」のおかげで、「摩訶摩訶不可思議な生命」である「君」に出会えたとも歌っています。

この「摩訶摩訶不可思議な生命」がタイトルの「MAKAFUKA」の由来で、これは自分の子どもたちのことを表しているようです。

死を目指すために生きているかのような人生で、人と愛し合い命を繋いでいくという摩訶不可思議な出来事の尊さが描かれているように思えます。

ある男性が眠る幼い娘にキスする姿にも愛しい気持ちがあふれていますよね。

部屋を出て行った父親に起きていた娘が何を呟いているのかは不明ですが、表情や布団を被ってしまった様子から寂しさを感じました。

この父娘の様子の違いにはどんな意味があるのでしょうか?



赤ちゃんが激しく泣く様子を見た時の不安な気持ちや、笑顔を見たときにあふれる幸福感がこの歌詞によく表れています。

「はみ出すのを止めるのが僕の仕事なの?」というフレーズは、親として子どもたちが道から踏み外さないように教えていく責任があることを示しているのでしょう。

「望むところだよ」と覚悟を持って決意を示す主人公のポジティブな気持ちが垣間見えますね。

あるコンビニ店員の男性は、仕事終わりにスーツに着替えて出ようとした際に店長らしき人物から差し入れを受け取ります。

ここまで「君」は自分の子どもとして考察してきましたが、命を繋ぐという意味では関わり合う人全てが「君」という大切な存在と言えるかもしれません。

店長が店員の男性に親切を示したように、若い世代を見守り助けていく役割を全ての人が託されているのだと教えられた気がします。

別れと出会いを繰り返して時代は進む





バス停で次のバスを待つ4人の男女。

そのうちのスーツを着た2人の男性は、これまでの人たちと同じ目的でどこかへ向おうとしているようです。

手を繋ぎ身を寄せ合うカップルの姿が、この歌詞の言葉を証明していると感じました。

「退屈や灰色の怠惰」といった暗い気持ちも愛する人といれば変化し、反対にどんなに美しい景色を見てもそこに愛する人がいなければ意味がなくなってしまうのです。



「十月十日」は妊娠から出産までにかかる日数を表しています。

母親のお腹の中で命が育まれている時、親は特別な何かができるわけではないでしょう。

それでも生まれてくる愛しい子を想い、「小さなへその緒に指先で触れ」るように期待や希望と少しの不安を胸に日々を過ごしていきます。

そんな幸せな情景を想像させる歌詞とは対照的に、MVに映し出されるのは別れの場面です。

男性たちがバスに乗り込み残された女性たちが泣いていることから、もう彼らとは簡単に会えないことが窺えます。



人生は「恋と運命と奇跡」という様々なものに振り回され、「嘘や過去や不可能たち」に阻まれて思うように生きることも難しいものです。

しかし、主人公は修羅場も「かわすように踊る」愛しい人の姿に釘づけになっています。

これは先人たちがつまづいた障害を、新しい世代の人たちが懸命に乗り越えて前に進んでいる様子を表現していると思われます。

野田洋次郎が一人で歌っていた森に、楽器を手にしドレスアップした人たちが続々と集まってきます。

これからオーケストラの演奏が始まることが予想できますが、バスを見送った女性たちだけでなく男性を車で送ってきた女性も涙を流しながら送り出しているのが印象的です。

黒い衣装の人たちの正体はどう解釈する?





「君の身体の中」には「無限の銀河」のような計り知れない可能性と輝きが秘められています。

すでに数十年を生きてきた主人公は、自分の内にもあるはずの可能性の中をこれから「どれだけ深く、遠くへ泳いでいけるのだろうか」と考えているようです。

「暗闇も怖くないよ」の言葉には、これから暗闇の中に入っていく覚悟が表れているように感じるため、1番の歌詞もふまえると死を連想する表現と解釈できるでしょう。

集まった人たちが全員黒い服を着ていることや送り出す人の切ない表情も関連づけると、ドレスアップをした人たちは亡くなっていく人を象徴しているのではないでしょうか。

死という抗いようのない障害にぶつかり倒れていく人がいる一方で、命のバトンを受け継いで生まれる子どもたちがいます。

死は本人も周囲もあまりに無念で悲しい出来事ですが、自分もまた誰かのバトンを受け取って必死に守り、次の命のために手放していくと想像すると少しだけ気持ちが安らぐように思えます。

去っていく側の人たちの表情に悲しみよりも真剣さが際立っていることも、これが自分の「役割」と確信しているからだと考えれば納得できますね。



人が生まれるということはそれだけで奇跡です。

胎児が母親のお腹の中で羊水に浮かんでいるように、人の命も「無重力」のような自由で何にも縛られない存在だというイメージが伝わってきます。

生と死はいつも隣り合わせで、死があるから生がより尊いものになり、生があるからこそ死さえも意味が生まれるのかもしれません。

美しい音楽を奏でるように、命のバトンを手渡すその日まで精一杯力強く生き続けたいものです。

自分の存在も人の生死も、世の中の全てのことに意味があり関わり合って時代を作っているのだと思うと、前向きな気持ちになれるでしょう。

ゲームやアニメからも世界観を楽しもう



『MAKAFUKA』は命という身近かつ壮大なテーマを、RADWIMPSらしい独特な表現で繊細に描いた楽曲です。

公式YouTubeでは、MVの他に川村元気が制作したグランサガのスペシャルアニメ『摩訶不思議』も公開されています。

ゲーム、MV、スペシャルアニメのどれを取っても違う楽しみがあるので、ぜひそれぞれの世界観を味わってみてください。

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