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「史上最強の外野手トリオ」 松井秀喜、高橋由伸、清水隆行…あなたが最も好きだった選手は?

週刊ベースボールONLINE


タイプはそれぞれ違うが、巨人の外野陣を彩った松井[左]、高橋[中]、清水[右]

 巨人は今年も外野で熾烈なレギュラー争いが繰り広げられそうだ。丸佳浩、ウィーラーに加えて成長著しい松原聖弥、新外国人のメジャー通算96本塁打のグレゴリー・ポランコ、昨季2年連続で独立リーグMVPに輝いたアダム・ウォーカーの入団も決まった。梶谷隆幸も昨年10月に腰を手術して復活を目指している。

 その中で「史上最強の外野手トリオ」と称賛されたのが、巨人で松井秀喜、高橋由伸、清水隆行だった。3選手がそろってプレーしたのは98~02年までの5年間。右投げ左打ちという共通点があり、清水が73年生まれ、松井が74年生まれ、高橋が75年生まれと年齢も近かった。3選手のタイプはそれぞれ違ったが、各々の特性を生かして打線に不可欠な存在だった。あなたが最も好きだった選手は誰だっただろうか。

日米で活躍したスラッガー



豪快な打撃が魅力だった松井

・松井秀喜(巨人、ヤンキース、エンゼルス、アスレチックス、レイズ)
NPB通算成績1268試合出場、打率.304、332本塁打、889打点、46盗塁
MLB通算成績1236試合出場、打率.282、175本塁打、760打点、13盗塁

 規格外の飛距離で野球ファンを魅了した。星稜高では3年夏の2回戦・明徳義塾戦で5打席連続敬遠されたことが社会問題になるほどの騒動に。ドラフトでは小さなころからあこがれだった阪神のほか、巨人、中日、ダイエー(現ソフトバンク)が1位で指名。当時の長嶋茂雄監督(現巨人軍終身名誉監督)が当たりクジを引き当てた。

 高卒2年目に20本塁打をマークしてレギュラーに定着すると、4年目から7年連続30本塁打以上をマーク。巨人での在籍10年間で332本塁打を放ったが、高卒10シーズンでの本塁打数は、王貞治の356本に次ぐ歴代2位の記録だ。ミート能力も高く、首位打者1回、本塁打王、打点王を3回獲得。巨人最終年の02年は打率334、50本塁打、107打点で本塁打王、打点王の2冠に輝いた。メジャーに移籍後も09年にヤンキースでワールド・シリーズ優勝を経験し、アジア人初のワールド・シリーズMVPを受賞するなど勝負強い打撃で活躍。球史に名を残したスラッガーだ。

センスあふれる「天才打者」



華があるプレースタイルで周囲を魅了した高橋

・高橋由伸(巨人)
NPB通算成績1819試合出場、打率.291、321本塁打、986打点、29盗塁

 松井もその野球センスを認める「天才打者」だった。桐蔭学園高、慶大とアマチュアの名門を渡り歩き、逆指名で巨人にドラフト1位で入団する。当時の長嶋茂雄監督が「21世紀のスター」と絶賛した素材は新人の1998年に打率.300、19本塁打でレギュラーに定着すると7年目の2004年に通算1000安打に到達。史上8位のハイペースだった。

 高橋のプレーには華があった。右足を高々と上げる打法は「タイミングを取りづらい」とされていた球界の常識を覆し、コンタクト能力が非常に高かった。右翼の守備でもNPB記録の入団1年目から6年連続でゴールデン・グラブ賞獲得。送球するまでの動作が速く肩も強い。ダイビングキャッチなど派手なプレーで幾度もチームのピンチを救ってきた。

 だが、全力プレーの代償で野球人生の後半は故障に苦しむことが多くなった。05年以降規定打席に到達したのは、一番打者として起用されて打率.308、35本塁打、88打点をマークした07年の一度のみ。代打の切り札として活躍していたが、原辰徳監督が15年限りで退任する意向を示して球団から監督就任要請を打診されたため受諾。現役引退を決断した。

バントをしない二番打者



鋭いスイングから強い打球を飛ばした清水

・清水隆行(巨人、西武)
NPB通算成績1485試合出場、打率.289、131本塁打、488打点、90盗塁

 現役時代に残した数字を見ると、松井や高橋に及ばない。だが、清水も間違いなく「天才打者」と形容されるにふさわしいだろう。野武士のような雰囲気で、日本刀を振り抜くような鋭いスイングから弾丸ライナーの軌道が特徴的だった。

 東洋大からドラフト3位で入団すると、1年目から外野のレギュラーに定着。外野の間を射抜く打球が多く、2004年はリーグトップの39二塁打をマークした。長距離砲が多いチームの中で、シーズン打率3割を5度記録とチャンスメークに徹した。長嶋政権では「バントをしない二番打者」で話題に。02年に191安打で最多安打のタイトルを獲得した。

 清水は肩が強いわけではなく、守備能力で言えば高橋や松井より劣った。巨人は毎年オフに大型補強を行っていたため、清水もレギュラーを保証されていたわけではなかったが、打ち続けることで競争を勝ち抜いた。エリート軍団の中で異彩を放っていたが、いぶし銀の働きぶりで巨人ファンに愛されていた。

写真=BBM

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