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ボディカラーを簡単に変えられる車をBMWが発表

カラパイア


 日本で人気の車の色トップ3は1位ホワイト、2位ブラック、3位シルバー。全世界ではホワイト、ブラック、グレーの順。いずれもモノトーンカラーだ。

 とはいえたいていは購入時のボディカラーで何年も乗り続けることになる車。いざ買うとなると1色に絞れず迷う人も多いはず。

 今月初め、BMWがそんな悩みを解消しそうなハイテクカーを公開。「iXFlow」と命名されたされたこちらの車はなななんと!ボディカラーを変えられるのだ。



BMW iX Flow E Ink – How To Change The Color of Your BMW

ボタン一つで色変!車体にE Inkを搭載したBMWのiXFlow

 ボディカラーの概念を覆すiXFlowは、アメリカのラスベガスで今月3日から7日にかけ開催された世界最大のハイテク技術見本市「CES 2022」にてBMWが発表したコンセプトカーだ。

 この車は外装に「E Ink(電気泳動式電子インク)」を採用。電子ペーパーに代表されるこの表示技術はアメリカのE Ink社が開発したもの。

 最高出力は500馬力。航続距離は300マイル(約483キロ)

 気になる色のチェンジ方法はとても簡単。

 ボタンを押すだけで車体の色が黒から白、またはその逆の白から黒へと変化。

 電子ペーパーでピンと来ない人は、Kindleなどの電子書籍リーダーでおなじみの薄型ディスプレイといえば伝わるだろうか。
E Inkを搭載したBMWiX Flowの表面コーティングには人間の髪の毛の太さとほぼ同じ直径のマイクロカプセルが数百万個含まれています。

そのカプセル一つ一つには負に帯電した白色顔料と正に帯電した黒色顔料が含まれています。選択可能な設定に応じて、電界の刺激により白または黒の顔料をカプセル表面に集めることで車体に望ましい色合いが現れます。


 その仕組みを車の外装に組み込むとこんなことができてしまう。これで人気の白も黒も思いのままだ。

従来のディスプレイより省エネルギー。車体を自由に変える時代到来?

 BMWがこの技術を採用した理由はいくつかあるが、決め手の一つはこの技術が従来のディスプレイに比べて省エネな点だといわれている。

 ボディカラーの変化という新たな機能。このアイデアについてiX Flowのプロジェクト責任者ステラ・クラーク氏はこうコメントしている。
この機能によってドライバーは運転のたびにボディカラーを変える自由を手にします。それだけでなく自分の個性の意外な側面を見せたり、外観の変化で楽しさも表現できます。ソーシャルメディアのファッションや広告と同じように、日常のさまざまな気分や状況を表示できるようになります。


 モノトーン以外のカラーとかいろいろできたら楽しそう。動画のようにグラデを流しっぱなしで走行できるかは不明だが、好みのところで固定したり、絵やサインなんかも表示できるようになるかも?

 現地メディアでもBMWはカラーバージョンの内装なども視野に入れてるという見解が。それを示唆するかのようにこんな内装イメージも出回っているもよう。

image credit:BMW



image credit:BMW

白黒で季節の温度変化を抑制。電気自動車の効率もアップ?

 一方同社はこの白黒の時点でも電気自動車の効率に影響をもたらす可能性を述べている。
白の表面は黒の表面よりはるかに多くの太陽光を反射します。つまり外装を明るい色に変えることで暑い夏でも温度上昇を抑えることができます。逆に寒いときは暗色にすることで太陽光の熱を吸収するのに役立ちます。


 とはいえ映像は今の時点では単なる「高度な研究とデザインプロジェクト」なのでディーラーでこの光景を眺められると思わないでほしいとコメント。なので実用化はもっと先かもしれない。

CES 2022で披露されたiXFlowの様子 動く映像も公開されている

BMW shows off a color-changing car

 ついでに余談だが電子ペーパーを見るたびにタカラトミーのお絵かきボード「せんせい」を連想するのは私だけかな。

 この動画もグラデもつい「せんせい」っぽく見えてしまうので心の中で別物なんだと言い聞かせているところだ。

 単に変わるだけでなく効率アップに一役買いそうな新技術。そういやBMVって前に超黒塗料ベンタブラックを使ったVBX6も発表してたっけ。いずれにせよ実現したら変化をぜひこの目で見てみたいものだ。

BMW debuts color-changing SUV at CES 2022 #Shorts

References:ubergizmo / theverge / boingboing / mashableなど /written by D/ edited by parumo

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